
目次
「ガソリンスタンドに持っていったら断られてしまった」
「倉庫から出てきた何年前かわからない変色した灯油が怖い」
「車がないからポリタンクを運べない」
冬が終わると必ず直面する「余った灯油」の問題。灯油は「特別管理産業廃棄物」に近い扱いを受けることが多く、自治体のゴミ回収では捨てられない「適正処理困難物」に指定されている地域がほとんどです。
この記事では、ガソリンスタンドでの回収事情から、やってはいけない危険な捨て方、そして車がない方でも安全に処分する方法までを解説します。
「もったいないから来年使おう」と保管するのは危険です。灯油は生鮮食品と同じで、保管状態が悪ければ数ヶ月で劣化します。
劣化した灯油(不良灯油)の特徴:
このような灯油をファンヒーターやストーブに使うと、「異常燃焼による火災」や「機器の故障(点火不良・煙が出る)」の原因になります。特に高齢者世帯での暖房機器トラブルは命に関わるため、シーズンを越した灯油は必ず処分しましょう。

灯油を処分する方法は、基本的に以下の3つしかありません。
最も一般的な方法ですが、近年ハードルが上がっています。
セルフ式のガソリンスタンドが増えた影響で、「廃油の引き取りは行っていない」と断られるケースが急増しています。
フルサービスの店舗(スタッフが給油してくれる店)であれば対応してくれる可能性がありますが、必ず事前に電話で確認しましょう。また、レシートがないと断られる場合もあります。
注意点:
車で運搬する際は、ポリタンクのキャップを確実に締め、万が一漏れても車内が汚れないよう新聞紙やビニール袋で養生してください。灯油の臭いは一度車につくと取れません。
「ビバホーム」や地元の米穀店など、灯油を販売している店舗で引き取ってもらえる場合があります。
ただし、基本的には「その店で灯油を買ったレシートがある場合」や「新しく灯油を買う場合の容器交換」に限られることが多いです。「捨てるだけ」の対応はしていない店舗もあるため注意が必要です。
「近くに回収してくれるGSがない」「車がなくて運べない」「古い灯油で怖い」という場合は、不用品回収業者が最適です。
メリット:

「コップ1杯分だけ残った」というような少量の灯油の処理方法です。
最も安全なのは、機械の中で燃やし切ることです。多くのファンヒーターには「クリーニング機能」がついており、残った灯油を最後まで燃焼させて内部を掃除する機能があります。これを活用して使い切りましょう。
「布や新聞紙に染み込ませて燃えるゴミに出す」という方法が紹介されることがありますが、これは多くの自治体で「火災の原因になるため禁止」されています。
気化した灯油は引火しやすく、夏の暑いゴミ捨て場や収集車の中で発火する恐れがあります。
どうしてもこの方法をとる場合は、ごく少量(数cc程度)に留め、必ず自治体のルールを確認し、水で湿らせるなどの対策をとってください。基本的には推奨されません。

灯油の処分に困っても、以下の方法は法律違反や大事故につながるため絶対におやめください。
天ぷら油用の凝固剤(固めるテンプルなど)は、油を熱して溶かす必要があります。
灯油を加熱すると、引火して爆発的な火災が発生します。絶対に凝固剤は使わないでください。
台所のシンクやトイレ、道路の側溝に流すと、下水道管の中で揮発して爆発事故を起こしたり、河川を汚染したりします。水質汚濁防止法違反となり、多額の賠償金を請求される可能性があります。
灯油は土に還りません。土壌汚染を引き起こし、異臭騒ぎとなって近隣トラブルに発展します。自宅の庭であっても絶対にやめましょう。
「燃やしてしまえばいい」と庭で点火するのは非常に危険です。灯油は揮発性が高く、一気に炎が燃え広がり、火だるまになる事故が起きています。
翌年まで放置した灯油を使うのは、前述の通り機器故障の元です。「もったいない」が「ストーブの買い替え(数万円)」という高い出費を招きます。

A. 中身が空であれば、多くの自治体で「粗大ゴミ」や「不燃ゴミ」として捨てられます。キャップを外し、中を乾燥させてから出してください。灯油が残っている場合は回収されないので注意しましょう。
A. タクシーやバス、電車などの公共交通機関に灯油(危険物)を持ち込むことは約款で禁止されています。車がない場合は、巡回販売の業者に相談するか、不用品回収業者の出張回収を利用してください。

灯油の処分は、以下の優先順位で検討しましょう。
「ガソリンスタンドに断られた」「何年前の灯油かわからない」といった処分困難な灯油でお困りの方は、お助けうさぎにご相談ください。
ポリタンクに入ったままの灯油はもちろん、ストーブの中に残った灯油もそのまま回収いたします。お見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。