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スプレー缶の正しい捨て方!必要な費用を解説

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自宅にある殺虫剤や医薬品などのスプレー缶の捨て方は、

「中身はどうやって捨てれば良いの?」
「分別はどうするの?」

といった疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。

スプレー缶の捨て方は自治体によって、

  • 穴をあけて「缶・びん」に出す
  • 穴をあけずに中身を出して「もえないゴミ」に出す

といったように地域によって異なります。そこでこの記事ではスプレー缶の捨て方や手順、ゴミの分別について解説しています。

スプレーの中身によっては爆発や一酸化炭素中毒事故に繋がるため、注意点についても紹介しているので最後までご覧ください。

この記事でわかること
  • スプレー缶の処分方法
  • スプレー缶の中身を抜く手順
  • スプレー缶を捨てる際の注意点
  • スプレー缶の処分費用の目安

スプレー缶2

スプレー缶のガスの種類

家庭ゴミで出るスプレー缶はエアゾール缶とも呼ばれており、中身に原液と噴射剤のガスが入っています。

噴射剤として使用されているガスは液化ガスと圧縮ガスにわけられ、ヘアスプレーや殺虫剤、芳香剤のスプレー缶には液化ガスが入っているため大変危険です。

液化ガスにはLPG(液化石油ガス)とDME(ジメチルエーテル)という可燃性ガスが使用されています。

液化ガス

危険性

  • 火災・爆発のリスク: 特に可燃性の液化ガスは、漏れた際に火気や静電気で容易に引火し、大規模な火災や爆発を引き起こすことがあります。
  • 低温障害: 液化ガスは非常に低温であるため、容器やガスが皮膚に触れると凍傷を引き起こします。
  • 高圧による破裂リスク: 液化ガスは気化する際に急激に体積が増加するため、容器が損傷した場合に爆発のリスクが高まります。

取り扱いの注意点:

  • 液化ガス容器は直射日光や高温を避け、通気性の良い場所に保管する。
  • 液化ガスを使用する際には、火気や静電気の発生を防ぐため、作業エリア内での喫煙や火の使用を禁止する。

圧縮ガス

危険性

  • 高圧による爆発リスク: 容器が損傷や過熱を受けた場合、破裂する可能性があり、大規模な爆発を引き起こすことがあります。
  • 窒息の危険: ガスが漏れた場合、酸素を置換して窒息のリスクが高まることがあります。特に窒素などの不活性ガスは無色無臭のため、気づかないうちに危険にさらされることもあります。
  • 低温障害: 圧縮ガスの急な膨張は低温を生じさせ、凍傷を引き起こす可能性があります。

取り扱いの注意点:

  • 容器は直射日光を避け、適切な温度範囲内で保管する。
  • 室内で使用する場合は十分な換気を行い、ガス漏れ検知器を設置する。

そのため、正しい捨て方をしないと事故の原因になるので、正しい方法で捨てるようにしましょう。

自治体に回収してもらう

家庭で出るスプレー缶のゴミは、中身を使い切ったあとは透明な袋に入れて燃えないゴミとわけて集積所に出すことが一般的です。

地域によっては細かいルールが設けられており、「スプレー缶のキャップやノズルは容器包装プラスチックと分ける」といったものもあります。

空き缶とスプレー缶を一緒にして収集できる地域もあるので、捨て方の詳細は自治体のホームページを確認しましょう。

スプレー缶は「資源ごみ」|各自治体の分別ルールを確認しよう

多くの自治体では、スプレー缶やカセットボンベは「資源ごみ」として回収され、金属としてリサイクルされますが、地域によっては「不燃ごみ」として分別されることもあります。

以下の表は各自治体のゴミの分別と、出し方になりますのでぜひ参考にしてください

自治体

ゴミの分別

ごみの出し方

新宿区

資源ごみ

①スプレー缶・カセットボンベは中身をなるべく使い切る

②穴を開けずに、透明な袋に入れる

③週1回、指定の収集日に出す

渋谷区

資源ごみ

①中身を使い切り、穴を開けずに出す

②透明または半透明の袋に入れる

③「燃やさないごみ」として指定日に出す

世田谷区

資源ごみ

①中身を出し切り、穴は開けない

②透明な袋に入れ「スプレー缶」と明記する

③決められた日に地域の資源ごみステーションに出す

港区

不燃ごみ

①中身を使い切り、穴を開けずに袋に入れる

②「金属ごみ」として出し、スプレー缶とその他の金属ごみを分ける

③決まった日(週1回)に出す

 

以上が、主な自治体のスプレー缶の捨て方です。正しい処理方法を守らないと爆発事故や窒息事故などが発生する可能性があるため、捨て方には注意が必要です。

細かいルールは地域ごとに異なるため、必ずお住まいの自治体のウェブサイトや担当窓口で詳細を確認してください。

各自治体の分別について

スプレー缶の回収ルールは「中身を出して穴を開ける」や「穴はあけずにゴミに出す」「透明な袋にキケンと書く」など地域によってゴミ出しの分別や手順が異なります。

たとえば、神奈川県川崎市ではスプレー缶の中身は出し切って穴をあけずに空き缶として出せるので手間がかかりません。

中身が出せない場合は「中身入り」と張り紙をすれば小物金属で出せます。

一方、埼玉県狭山市ではスプレー缶の中身を出し切ったあと、穴をあける作業が必要です。また、原液の種類によって分別が変わります。

ヘアスプレーや殺虫剤、芳香剤などは「びん・缶」という決まりがあり、塗料スプレーや潤滑剤などの油類は「もやさないごみ」に分別しなければなりません。

地域によってスプレー缶のゴミ出し手順や分別が大きく異なるので、自治体のホームページを必ず確認して作業や分別を行いましょう。


スプレー缶の中身を出す手順

自治体のゴミとして出す場合や不用品回収業者に出す前にスプレー缶の中身を出す必要があります。

中身を出す手順

  1. ゴミ袋、布や紙を用意する
  2. 屋外へ移動する
  3. 周囲に火の気がないか確認する
  4. 原液を吸わせるため袋に布や紙を入れる
  5. スプレー缶の噴射口を袋の中に入れて口を軽く閉じる
  6. 噴射ボタンを押して中身をすべて出し切る
  7. 袋の口をあけて中身が乾くまで放置する

中身が乾くまで放置せずに袋の口を縛ってゴミに出すと、中に液化ガスが残ってしまう可能性があるので必ず乾燥させてください。

スプレー缶の中身を抜く作業は必ず屋外で行いましょう。換気扇のあるキッチンやお風呂場でガス抜きをして事故が起こったケースがあります。

また、屋外でガス抜きをする際には風上に立って中身を吸わないように注意すると良いでしょう。

ガス抜きキャップがあるか確認

スプレー缶の製品にはガス抜きキャップがついているものがあります。

ガス抜きキャップの種類

  • コインを使用するタイプ
  • キャップの溝を使用するタイプ
  • 噴射ボタンを固定できるタイプ

上記の3種類程があり、スプレー缶のメーカーホームページからガス抜きキャップの使用方法が紹介されているのをご存知でしょうか。

たとえば、花王のケープは噴射ボタンを押して中身を抜いたあと、キャップの溝を利用して残ったガスを出せるようになっています。

スプレー缶によってはガス抜きキャップがないものがあるので確認しましょう。

専用の道具を使う

地域によって異なりますが「スプレー缶は中身を出したあと穴を開ける」というルールがあります。そのため、専用の道具を使って残りのガス抜きを行えば安全に作業可能です。

ガス抜き専用道具

  • はさむだけで安全にガスが抜ける商品
  • 押すだけでガス抜きができるもの
  • スプレー缶用の穴あけ器など

どの商品も1,000円以下で購入できるので、安全に穴をあけたい人は使ってみてください。

ガス抜きの際に自宅にあるキリや先の尖ったもので、スプレー缶に穴をあける人がいますがおすすめできません。ガスが残った状態で穴をあけると、勢いよく中身が噴出して事故に繋がる可能性があります。

スプレー缶の中身を出すときに注意すること

スプレー缶の中身には可燃性ガスが含まれており、こうしたガスは空気よりも比重が重いので下に溜まりやすい性質を持っています。

換気扇を回しているだけでは完全に換気することができません。また、塗料がはいっているスプレー缶の場合、中身が飛び散ってしまった際に周辺や服が汚れてしまうこともあるので、養生したり服装に注意したりしましょう。

服装

スプレー缶の中身を出す作業をおこなう際は、

汚れや事故を防止するために手袋、ゴーグル、マスクを着用することが望ましいでしょう。服装は綿や麻などの帯電しにくいものが理想です。綿や麻の素材で汚れて良いものがない場合は、静電気の起こりにくい組み合わせの素材を使用した服装にしましょう。

場所

スプレー缶の中身を出す作業は、ベランダや庭などの屋外で必ず行ってください。

スプレー缶の中身が塗料の場合、汚れが飛び散ることも考えられるので養生をして対策しましょう。

風向きによっては近所にスプレー缶の中身が飛散する可能性があります。風の強い日はさけて周囲に火の気がないことを確認して作業してください。

スプレー缶の中身を把握する

スプレー缶の中身は噴射剤と原液が入っています。噴射剤は液化ガスか圧縮ガスが使用されており、原液は製品によって異なります。

家庭ゴミで出るスプレー缶は液化ガスを使用していることが多く、可燃性が高いので中身を抜く作業は必ず屋外でおこないましょう。

さらに、スプレー缶に入っている噴射した霧を直接吸い込むと呼吸困難といった事故に繋がるケースもあります。そのため、スプレー缶の中身を確認した上で必要な対策をとって処分しましょう。

また、塗料スプレーに穴をあける場合、中身が勢いよく飛散する可能性があり、ものに付着すると洗浄が大変です。必ずガスが抜けきったことを確認してから穴をあけるようにしましょう。


よく見るスプレー缶やガスボンベ4種類

スプレー缶やガスボンベと聞くと、どんなものを思い浮かべますか?

スプレー缶やガスボンベには主に4つの種類があり、それぞれの使い方や注意点は以下の通りです。

 

項目

用途

注意点

ガスボンベ・CB缶

家庭用カセットコンロで使用され、屋内利用を想定。

低温環境に弱い。

ガスボンベ・OD缶

アウトドア向けのガスボンベで、寒冷地でも使用可能。

サイズが大きく、持ち運びや収納が難しい。

炭酸ガス

炭酸飲料やビールサーバー、溶接にも使用される。

ガス漏れにより、頭痛やめまいなどの症状を引き起こす可能性があるため注意。

スプレー缶(エアゾール缶)

ヘアスプレーや殺虫剤に使用される。

使い切るまでに時間がかかることがある。

 

ガスボンベを処分する2つの方法

ガスボンベを処分する際には、適切な手順で慎重に対応する必要があります。誤った処分方法を取ると、火災や爆発といった予期せぬ事故を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。ここでは、正しいガスボンベの処分方法をご紹介します。

自力でガスを抜く方法

使用できなくなったガスボンベでも、内部にガスが残っていることがあります。そのため、処分前には必ずガスを完全に抜く必要があります。自分でガスを抜く場合、次の手順に従ってください。

① 火の気のない屋外で作業を行う

ガス抜き作業は必ず屋外で行い、周囲に引火性物質がないことを確認してください。屋内でガス抜きをすると、引火の危険性が高まり、一酸化炭素中毒のリスクもあります。一酸化炭素は無色・無臭のため、気づかないうちに中毒症状が出ることがあり、重症化すると命に関わる可能性があります。必ず屋外で作業を行ってください。

② ガスボンベを地面に押しつけてガスを抜く

周囲の安全を確認した後、次の手順でガスを抜きます。

  1. ガスボンベのキャップを外し、先端を下向きにする
  2. 硬い地面(例:コンクリート)に先端を押し付ける
  3. 「シュー」という音が止まるまで押し続ける
  4. ガスボンベを振って「シャカシャカ」と液体が残っている音がしなければ、作業完了です

専門の回収業者に依頼する方法

ガス抜き作業には危険が伴うため、専門の回収業者に依頼するのも一つの方法です。以下に該当する場合は、業者に依頼することを検討しましょう。

  • 自分でガス抜きを行うのが不安な方
  • ガスが多く残っているボンベや、処分したいボンベが大量にある場合

回収料金はおおよそスプレー缶1本あたり200円から1,000円程度ですが、出張費などが別途かかる場合もあります。料金やサービス内容については、近くの回収業者に確認してください。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼をした場合もスプレー缶を引き取ってもらえます。引越し時や大量のゴミが出たときに一緒に回収してもらうと良いでしょう。

ただし、中身の残っているスプレー缶は回収してもらえない可能性があります。業者によってはそもそもスプレー缶を回収していないところもあるので注意が必要です。

回収料金はスプレー缶1本につき〇〇円のように業者ごとで異なるため、問い合わせてみてください。

不用品回収業者を利用するメリット

不用品回収業者を利用することには、さまざまな利点があります。ここでは、その具体的なメリットについてご紹介します。

スプレー缶に穴を開ける必要がない

スプレー缶を捨てる際に穴を開けてから捨てなければならないケースもあります。穴をあけるのが怖い、穴をあける専門の機器が無い、スプレー缶がたくさんあるので面倒だ、といった場合もあることでしょう。

しかし、不用品回収業者に依頼すれば、スプレー缶に穴を開ける必要がなく、専用の器具を購入する手間も省けるため、手軽に処分することが可能です。

スプレー缶の中身を空にする手間がない

不用品回収業者に依頼すれば、スプレー缶の中身が残っている状態でもそのまま回収してもらえます。一方で、自治体のルールに従って処分する場合は、中身を完全に使い切って空にする必要があります。

他の不用品もまとめて回収できる

スプレー缶以外の不要なものがあっても、一緒に回収してもらえるのが便利です。特に、引っ越しや大掃除で多くの不用品が出た場合には、まとめて処分してもらえるので、手間が省けます。スプレー缶と合わせて不要なものを一度に片付けると良いでしょう。

まとめ【スプレー缶を手間なく捨てるなら不用品回収業者がおすすめ】

この記事では、スプレー缶の捨て方について解説しました。まとめると、スプレー缶の捨て方は3つあります。

  • 自治体のゴミに出す
  • メーカーに回収してもらう
  • 不用品回収業者に依頼する

スプレー缶は中身を抜いたあとプラスチック部分と容器を分けて自治体のルールに沿って出すことが一般的です。

メーカーで回収を依頼することもできますが、本数が少ない場合、わざわざ送るのも手間がかかります。

スプレー缶は中身を抜く作業で爆発や火災といった事故が多発しており、2018年に札幌市で起きた爆発事故では除菌や消臭スプレーのガスが給湯器の火に引火して42人が重軽傷を負う事故が発生しました。

スプレー缶の正しい処分方法を知っていれば、こうした事故も防げたはずです。

自宅や職場に大量のスプレー缶がある人は、中身を抜く作業を不用品回収業者にお任せください。

お助けうさぎでは、スプレー缶の処分をサポートしています。まず、専門スタッフが適切な処分方法を提案し、家庭や法人向けに分別や処理を行います。さらに、リサイクルやリユースを促進し、環境負荷を軽減します。また、お助けうさぎのサービスは、迅速かつ丁寧な対応で、お客様のニーズに合わせた最適な処分方法を提供します。 

忙しい方にとって、手間がかかる作業はしたくありません。その手間や時間を掛けない捨て方として、最もおすすめしたいのは不用品回収業者に依頼することです。

お問合せ・見積もり・キャンセルもすべて無料で承っています。

当社の「お助けうさぎ」は東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城を中心に不用品回収サービスをおこなっている会社です。

不用品回収の他にも、粗大ゴミ回収・ゴミ屋敷清掃・遺品整理などあらゆるニーズにお応えいたします。ハウスクリーニングにも対応しておりますので、回収のついでに清掃をしてほしいというご要望にもお応えできます。

お問い合わせは24時間365日いつでも受け付けておりますので、まずはお見積もりだけという方もぜひお気軽にご相談ください。ご相談とお見積もりは無料で承っております。

 

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