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『古い体重計を捨てたいな』
『でも、体重計の捨て方がわからない…』
体重計を捨てたいとき、どうやって捨てれば良いのか方法がわからない、という方もいるでしょう。本記事では体重計の捨て方とともに、捨てる前に知っておいた方が良いことを解説していきます。
捨て方は1つだけではありませんから、自分に合った方法を選べば、ラクに体重計を捨てられるはずです。自分に合った方法で、正しく確実に体重計を捨ててください。
体重計を処分しようと思うタイミングは「ちゃんと計れない」や「表示される数字がおかしい」など故障した時です。
体重計にはデジタルとアナログがあり、一般的にはアナログ式の方が寿命が長いと言われています。
ただ使用頻度や置いている場所でも耐用年数は変わるので注意してください。
体重計が壊れた場合、メーカーや販売店の保証期間内であれば、無償で修理や交換に応じてくれるでしょう。
ただ購入時に保証期間を延長していない場合は、期間が1年になっていることが多く、長期間使用して故障したものは有料になることがほとんどです。
新しいモノを購入する際は、下取りや引き取りサービスを行っている販売店もあるので、なるべく処分費用を抑えたい方は利用してみてください。
ただ「引き取りのみ」を希望するとリサイクル料を支払う必要があるので、自治体のゴミとして処分する場合と大差ありません。
自治体で処分する場合は、体重計のサイズや地域で処分ルールが異なります。
まずは体重計が自治体のゴミとして何ゴミになるのか確認していきましょう。
一口に体重計といいますが、体重計にも種類があります。その種類によって捨て方も違いますから、まず体重計の種類を確認しましょう。体重計の寿命を知ることで、捨てるべきときもわかります。
昔ながらの体重計で、人が上にのると目盛版の数字を針が指し示し、体重がわかる仕組みです。体重計に人の重みが加わることで、体重計内部のバネが伸びます。バネが伸びることで力が生じ、これが目盛版を回すわけです。このため、電池などは必要ありません。
アナログ体重計には、何度も使用すると内部のバネが伸びてしまい、うまく体重が測れなくなるというデメリットもあります。
シンプルな構造で長く使えそうですが、寿命は5~7年です。永遠に使えるわけではありません。
最近主流になっているタイプです。体重計の内部に金属板が入っており、そこに電気を流すことで体重を測る仕組みです。このため、使用するには電池が必要になります。
アナログ式がバネを使ったバネばかりの1種なのに対し、デジタル式は小型家電に分類されるのです。捨て方もアナログ式とは方法が違います。
デジタル体重計の寿命は、アナログ式よりも短い3~6年ということです。湿気で内部が劣化することもありますから、体重計を置く場所には十分な注意が必要になります。
体重計の捨て方は、上で紹介した体重計の種類と住んでいる自治体の状況で選びましょう。最終的に迷ったときは、自治体のホームページなどで確認してください。
アナログ・デジタル両方のタイプとも、不燃ゴミに分類している自治体が多いようです。デジタル体重計に入っている乾電池は捨て方が違います。必ず抜いて適切な日に回収してもらいましょう。
乾電池はびん・缶の回収日に一緒に回収してくれる自治体、有害危険ゴミに指定している自治体などがありますから、確認が必要です。
体重計が不燃ゴミではなく、粗大ゴミになる場合があります。不燃ゴミと粗大ゴミの差は体重計の大きさです。一辺の長さが30cm以上、または50cm以上など、粗大ゴミになる条件は自治体により違います。
粗大ゴミに出す場合は、自分で収集を予約するか、指定のゴミ処理施設まで体重計を持ち込みます。収集を予約した場合は、当日に指定の場所に体重計を出しておきましょう。
また、収集には手数料が発生します。埼玉県狭山市の場合、200円程度、朝霞市の場合は300~600円程度です。支払い方法は自治体により違うため、確認が必要です。
指定のゴミ処理施設に体重計を持ち込む場合は、手数料が節約できます。埼玉県狭山市の場合は50kg未満の粗大ゴミは手数料が無料ですから、体重計は無料で捨てられるかもしれません。
デジタル体重計は、ゴミとして捨てる他にも処分する方法があります。それが小型家電リサイクルです。
対象になっている小型家電は内部に有用金属が含まれています。そのため、都市鉱山とも呼ばれており、デジタル体重計はその対象です。
名古屋市のように縦15cm・横40cm・奥行き25cm以内の体重計なら小型家電回収ボックスに入れるように周知している自治体もあります。
ただし、小型家電回収ボックスの投入口は自治体によって大きさが違います。回収ボックスに行く前には、一度確認する必要があるでしょう。
自治体は市区町村の施設や大型ショッピングモールなど、さまざまな場所に小型家電回収ボックスを設置していますから、自分の通り道に回収ボックスがあるという方は利用するのも良いのではないでしょうか。
また、大阪市のように宅配便による自宅回収を行っている自治体もあります。この回収は有料で行われていますが、自宅にいながらにして体重計の処分が終わるため、体重計を捨てるためにわざわざ外出できない方にとっては良い方法ではないでしょうか。
今まで自治体で体重計をどのように捨てるかを解説してきました。どの自治体も体重計の捨て方で問題になるのは、以下の通りです。
小型家電リサイクルの対象となっているかどうかで、捨て方が違うわけですが、体重計の材質によって細かく捨て方を分けている自治体もあります。
神奈川県横浜市では以下のように分類されます。もちろん、デジタル式のものは小型家電として、回収ボックスに入れても良いでしょう。また、規定以上の大きさの体重計は粗大ゴミです。
それにしても、体重計が燃やすゴミになることもあるとは、意外に感じる方も多いのではないでしょうか。やはりゴミを捨てる前には、事前に捨て方を確認するのが大切です。
都合により自治体で体重計を処分できない場合でも、他にいくつか方法があります。自治体のゴミの回収は自分が都合を合わせなくてはいけません。しかし、これから紹介する方法なら自分のペースで体重計の処分ができます。
体重計を新しく購入する予定があるなら、家電量販店の回収サービスを利用するのも良い方法です。「ヤマダ電機」や「ビックカメラ」のような家電量販店では小型家電を有料で回収してくれます。
デジタル体重計だけでも回収してくれますが、指定のダンボールに詰め放題で引き取ってくれるというサービスもあります。費用は2,000円程度かかってしまいますが、他にも回収して欲しい小型家電が複数ある場合には、便利なサービスではないでしょうか。
「ジャパネットたかた」では新品を購入するときに、古いものを下取り・引き取りしてくれるサービスがあります。体重計はその対象品の1つです。
550円の手数料はかかりますが、壊れていても、何十年前のものでも引き取ってくれます。家にいながらにして、体重計の買い替えと処分が同時に終わるのは、便利で嬉しいサービスです。
処分したい体重計が比較的新しい場合は、リサイクルショップなどに売却を検討するのも良いでしょう。体重計が処分できるだけでなく、臨時収入も得られるかもしれません。
体重計にも人気のメーカーがあります。売却を検討するときの目安にしてください。
実際にタニタの体組織計・体重計を買取してもらえた例があります。買取をしてもらうためには、体重計が古すぎないことも大切ですが、状態が良く、キチンと体重計としての役割を果たすことも大切です。
先程も解説した通り、体重計の内部は湿気の影響を受け、劣化することがあります。洗面所などで長年使っていた体重計は、内部が劣化して、体重が正確に測れない状態かもしれません。これでは、売却をするのは難しくなります。
また、素足でのることも多いのが体重計です。事前に正確に計量できるかのチェックを行い、清潔な状態にしておくのも忘れないでください。
そして、医療機関で使っていた体重計は勝手に売却できないことも、知っておきましょう。理由は、医療機器がさまざまな病気の感染源になることがあるからです。医療機関で使っていたものに関しては、専門の買取業者や処分業者に依頼してください。
引っ越しなどで体重計以外にも捨てたいものが多数ある場合、そして急いで捨てたい場合は不用品回収業者に依頼すると良いでしょう。
不用品回収業者は1回の回収に10,000円程度の料金が発生します。しかし、この1回の回収でかなり多くのものを持っていってくれるため、決して料金が高すぎるわけではありません。
不用品回収業者への依頼については下記のようなメリットもあります。
最近では不用品買取をしてくれる業者が増えてきました。買取金額は料金と相殺できますので、料金のことは一層気にならずに依頼できるのではないでしょうか。
体重計の捨て方を6つ解説してきました。デジタル体重計が登場したことで、捨て方も増えてきたのがわかります。体重計の種類と自分の都合に合わせて、捨て方を選んでいけば、きっとスムーズに体重計を捨てられるはずです。
捨てたいものが体重計だけではなく、しかも数が多い場合は不用品回収業者に依頼することをお勧めします。一度に処分が済みますから、引っ越しの準備や片づけにはずみがつくのではないでしょうか。
体重計に限らず、1度捨てようと思ったものは確実に捨てましょう。確実に捨てた後にこそ、新しいものが入ってくるのです。それほど場所を取るわけではないからと放置をせずに、すぐに体重計を捨てることをお勧めします。