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「もう使っていないタンスを処分したいけど、どうやって捨てるのかわからない」
「引越しの機会にベッドを新しくしたいけど、古いのはどうしたら良いだろう」
ベッドやタンスなどの大型家具は気軽に自分でゴミ集積場に出せるものではありません。そのためせっかく新しいものを購入しても、古いものをどうしたら良いのかわからない場合もあるでしょう。
この記事では、大型家具を処分するための費用がかからない方法から、重いものは運べない方に最適な方法までいろいろと紹介します。
新しい住居に引っ越す際、古い家具は使いにくくなってしまうこともあるので、新生活に合わせた家具に買い替えることがあるでしょう。大型家具といっても汎用的なサイズであれば、引っ越し先の部屋に入らないといったことはないでしょうが、収納が足りない・多すぎると処分を考えるきっかになるでしょう。
戸建てを購入して賃貸マンションから新居に引っ越す際は、家具を新調するケースが多いですよね。大きなサイズに買い替えたり、デザインを揃えるために買い揃えたりと楽しみも増える一方で、今の古い家具をどうしようという悩みも生まれるでしょう。
新しい生活圏が実家に近い場合、生まれ育った実家に引っ越すというケースもあるでしょう。その場合、すでに実家には家具が揃っているため、引っ越しの際に家具を処分することになりますね。
まれなシチュエーションではありますが、共有で使っていた家具だと収納が多すぎて小さいサイズに買い替えるということもあるでしょう。
大型家具は引っ越し費用に影響しますので、新居で使わないと判断できるものは、引っ越し前に処分をするのが得策です。計画的に処分をするためにも、どんな処分方法があるかを本記事でご紹介していきます!
誰にでも思いつく方法が大型家具を自治体に回収してもらうことです。費用もそれほどかからず、確実に収集してもらえます。
ただし、大型家具を処分するためには、普通のゴミを捨てるときとは多少プロセスが違います。
大型家具は自分の住んでいる自治体で、粗大ゴミとして回収してもらえます。粗大ゴミの回収手順は以下のとおりです。
回収してもらうためには、自治体のゴミ処理施設に電話などで予約が必要です。予約をした時点で収集日と時間が決まります。
回収には費用がかかりますが、支払い方法もその自治体により様々です。回収日に直接職員に支払う自治体もありますが、札幌市では大型ごみ処理手数料シールを取扱店で購入します。シールを貼ることが料金の支払いになるわけです。
かかる費用も自治体によって違いますが、1,000円から2,000円程度で処分してもらえます。これは処分するものの重さによって料金が違うこともありますし、職員が回収に来る手数料を取られていると考えると良いでしょう。
料金も手頃で良い方法だといえますが、予約をしてから実際に回収してもらうまで時間がかかります。
その上、重い大型家具を指定場所まで自分で運ばなくてはなりません。腕力に自信のない方には不適当な方法です。
自分で処分したい大型家具を指定の施設に持ち込めば、粗大ゴミを回収に来てもらうよりもさらに費用がかかりません。50kgまでは無料で持ち込める自治体もありますから、かなり多くの家具を費用をかけずに処分できます。
粗大ゴミの持ち込みには予約が必要ない自治体が多いです。自分の都合に合わせて大型家具を処分できるのは、予定の立てにくい方には大きなメリットになるでしょう。
なお、粗大ゴミの持ち込みにも事前の予約が必要な場合がありますから、自分が住む自治体ではどのような制度になっているのか、必ず確認をしてください。
ただし大型家具を運ぶためには、トラックなどとそれを運転するための免許が必要です。また積み込むための人も必要になりますから、この方法も誰にでも適しているとはいえません。
時間と根気がある方なら、自分で大型家具を解体しましょう。木製の家具ならのこぎりなどで解体できます。粗大ゴミの定義は一辺が30cm以上という自治体が多いため、それ以下のサイズにできれば問題なく一般のゴミとしてゴミ集積場に出せるでしょう。
しかし、自分で大型家具を解体するためには作業するためのスペースが必要になりますし、慣れていない方は部屋を傷つけたり、自分がケガをしたりする恐れがあります。
また、解体には時間と労力がかかるため、処分を急いでいる場合には不適当な方法です。
新しく家具を購入するなら、購入する店舗に引き取ってもらえる可能性があります。購入した家具と同等の品でなくては引き取らないなど、いろいろと制約はありますが新しい家具の設置と古い家具の処分が一度に終わる効率の良い方法です。
すべての店舗にいえますが、注文時に引取サービスを利用すると伝えましょう。
ネットショップなら、引取サービスを利用するとチェックする箇所がありますから、忘れないでください。家具配送の当日に引き取って欲しいと言ってもそれは通りません。
購入した家具と同じ種類、同じ量のものを4,400円の料金で引き取ってくれます。これは配送1回で引き取る家具にかかる料金です。対象になるのは配送員が設置する必要のある家具だけです。
嬉しいのは、ニトリで購入していない家具でも引き取ってくれることです。家具を設置する場所と違う場所にあるものは引き取ってもらえないため、注意してください。
ニトリと同じく、購入した家具と同じ種類、同じ量のものを3,000円で引き取ってくれますが、こちらは引き取る家具1点にかかる料金です。
配送員が設置、組み立てをする必要がある家具が対象なのもニトリと同じです。無印良品では同じ種類であっても引き取りができない家具がありますから、最初に確認しておく必要があります。
販売価格41,800円以上で大型商品配送料7,150円がかかる家具を購入したときには、同じ種類、同じ量の家具を引き取ってくれます。
引き取りを希望するものは自分で外に運び出せる状態にしておくことが必要です。外に運び出すのが困難な場合、引き取りを断られることがありますから、事前に確認が必要です。
購入した家具と同じ種類、同じ量のものを引き取ってくれます。様々な家具を処分することができるのが大塚家具の特徴です。
ダイニングチェア1脚500円からコーナーソファセットの4,000円まで、かかる費用もすべて違います。
作業はすべて配送員が行ってくれますから、タンスなどは中を空にしておきましょう。
誰でも引越しをするなら、わざわざ不要な家具を持って行きたくないでしょう。
引越し業者に処分してもらえるなら便利です。引越し業者は数多くありますが、不要な大型家具を引き取ってくれるところはあまりありません。
しかし、これから紹介する業者以外にも、サービスで引き取ってくれるところがあるかもしれません。ぜひ見積もりのときに相談してみてください。
自社サイトに「不要な大型家具の引き取りについて相談を受ける」と明記してあります。ただし、自治体の粗大ゴミに捨てるのが一番良い方法だとも書いてある上、運び出しなどは手伝ってもらえません。
大型家具は引き取れませんが、リサイクル・買取専門店を紹介してくれます。引越し業者がその場で大型家具を処分してくれるわけではありませんが、新しい土地でリサイクルショップを探すという手間は省けるでしょう。
引越しが不要な大型家具を処分するきっかけになるかもしれません。
大型家具を処分したいが、特に時間制限がないという方に最適なのは買い取りをしてもらうことです。自治体の粗大ゴミに出すときは手数料などの費用がかかりますが、買い取ってもらえればいくらかの収入が得られます。
ただ、必ず自分の希望通りの値段で買い取ってもらえるとは限りません。
フリマアプリやオークションサイトを利用するときは、売れるまでにかなり時間がかかる場合もあります。時間だけでなく心にも余裕があるときでないと、この方法は不適当でしょう。
大型家具をリサイクルショップまで運べない方は、リサイクルショップの出張買取を利用すると良いでしょう。
業者が自宅に査定に来てくれます。買い取りをしてもらえる場合は、搬出もしてくれますから、自分で作業をする必要がありません。これなら、事情があって外出しにくい方でも簡単に大型家具の処分ができるはずです。
ただし、買い取りできない場合は自宅にそのまま大型家具が残ることになります。どうしても大型家具を処分したいときには問題になるでしょう。
リサイクルショップでの買い取り価格に不満があるときは、フリマアプリやオークションサイトを利用して個人に大型家具を買い取ってもらいましょう。
個人とのやり取りは中間に業者が入らない分、リサイクルショップよりも高い値段で買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、出品した家具が必ず売れる保証はありませんし、もし買い取る人が現れた場合でも自分で送料を払って配送をしなくてはなりません。
シングルサイズのベッドを埼玉から東京都内に配送すると、17,000円程度かかります。その配送料に見合った金額で買い取ってもらわないと、元は取れないわけです。
今まで紹介してきた大型家具の処分方法では、時間がかからなければ費用や労力が必要だったり、費用がかからなければ時間と労力が必要でした。
不用品回収業者に依頼すれば費用はかかりますが、下記のようなメリットがあります。
不用品回収業者には買い取りを行っている場合もあります。その場合、回収費用は買取金額で相殺されますから、費用面での負担も気になりません。
費用面で敬遠されることもある不用品回収業者ですが、実はとても人に優しくコスパの良い方法なのです。
大型家具の処分にもいろいろな方法があることがわかりました。自分に今、必要なのは時間なのか、それとも費用や労力なのかを考えると、自然とどの方法を取れば良いのかがわかるはずです。自分の状況にあった方法で大型家具を処分してください。
大型家具を処分するのはどんな方にとっても大仕事です。自分がラクな方法を探すのも、大切になります。
すべてを自分でやろうとせずに、信頼できる不用品回収業者の力を借りることを考えても良いのではないでしょうか。
心の負担になりがちな大型家具の処分ができれば、部屋だけでなく心も軽くなるはずです。