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トースターは多くの方が持っている家電です。毎日のように使うことも多いため、汚れやすくて困っている方、まだ使っていても大丈夫かと不安を感じている方がいるのではないでしょうか。
価格もそれほど高くないため、買い替えたいと考えているかもしれませんが、それには古いトースターの処分方法をきちんとわかっている必要があります。
現在、トースターの処分方法は多様です。本記事ではトースターのさまざまな処分方法を解説していきます。
最初にトースターの寿命について解説します。寿命について知っていれば、トースターの買い替え時期がわかります。トースターの処分と買い替えはセットで考えるべきですから、最初にトースターの寿命について知るべきなのです。
一般的にオーブントースターの寿命は5~6年といわれています。使っていて以下のような症状が出るなら、寿命が尽きたと考えて、買い替えを検討しましょう。
寿命の尽きたオーブントースターを無理をして使い続けていると、火災の原因になることもあります。古いトースターを処分するのは、家庭の安全対策でもあるのです。
多くの方はどのようなものでも不要になったら、まずは自治体で処分できないかと考えるはずです。トースターは家電の中では小型のため、簡単にゴミに出せそうな気がします。
しかし、ゴミとして出すことにためらいがある方は「小型家電リサイクル法」を気にしているのではないでしょうか。
トースターは、小型家電リサイクルの対象になっています。小型家電リサイクル法は、2013年に制定された法律です。それまで小型家電は各自治体で廃棄物として処分されていました。
しかし、小型家電には鉄やアルミなどの有用金属が含まれています。それをムダにしないためにも、小型家電の金属がリサイクルされることになりました。
各自治体では、小型家電を回収するための小型家電回収ボックスを設けていますが、ボックスの投入口は小さいことが多く、トースターを入れることができません。それでは、トースターはどのように処分すれば良いのでしょうか。
『小型家電リサイクルの対象になっているトースターは自治体の不燃ゴミに出せないのでは?』と考えている方もいるでしょう。しかし、不燃ゴミに出すことは決して間違いではありません。それには自治体により、下記のような理由があります。
リサイクルにかかるコストを考えると、回収ボックスに入る小型家電だけをリサイクルする方が効率が良いと言われているため、トースターなど大きなものは不燃ゴミとして回収している自治体があるのです。
このような自治体は、あえて回収ボックスに入る小型家電だけをリサイクルすることで、コスト削減をしています。
自治体の不燃ゴミには大きさに制限があることがあります。
自治体によりますが、捨てるものの一辺が30cm以上、または50cm以上は粗大ゴミとして捨てなくてはなりません。オーブントースターは横幅が30cmをこえることが多いため、自治体によっては粗大ゴミになる確率が高いです。
粗大ゴミを出すためには自分で予約をして回収に来てもらうか、ゴミ処理施設に持ち込む方法があります。粗大ゴミ回収の予約手順の概要は以下の通りです。
自分で指定のゴミ処理施設に粗大ゴミを持ち込むと、予約をして回収に来てもらうよりも早く処分ができることが多いです。回収に来てもらうよりも、自分で持ち込みをした方が手数料も節約できます。
ただし、持ち込みにも予約が必要な自治体もあるため、事前に確認をしておきましょう。
トースター1台のために、わざわざ粗大ゴミを予約したり、ゴミ処理施設に持ち込んだりするのは面倒だと感じる方もいるでしょう。そのような方にも最適な方法があります。
トースターを購入するときに、「ヤマダ電機」や「ビックカメラ」などの家電量販店を利用した方も多いかもしれません。その家電量販店では、有料で使用済みの小型家電を回収しています。指定のダンボールに小型家電を詰め放題というサービスもあるため、以下のような方には便利なサービスです。
また、このサービスを利用することで、トースターを確実に小型家電として処分できます。小型家電リサイクルが気になっていた方には、このこともメリットになるでしょう。
トースターにも人気のメーカーがあります。
もし処分したいトースターが、そうしたメーカーの品で製造後5年以内なら、リサイクルショップに売却を検討しても良いでしょう。実際にバルミューダの使用済みトースターが、買取専門店に売却できたというケースもあります。
ただし、一般的なメーカーのものは需要がほとんどないため、買い取ってもらえないことが多いです。家電量販店で新品が低価格で販売されているため、わざわざリサイクルショップで購入する方はいないのでしょう。
また、リサイクルショップで買取をしてもらえなかったものは、自分で持ち帰る必要があります。そのまま引き取ってもらえるわけではありません。次の処分方法を考えなくてはいけないのです。
フリマアプリ、オークションサイトを利用すれば、リサイクルショップに売却するよりも利益率があがるかもしれません。しかしこのような販売方法は、個人間のやり取りですから、さまざまな注意が必要です。
この方法は、売却ができるまで古いトースターを手元に置いておけて、梱包や発送が自分でできる、時間と心に余裕のある方に適している方法ではないでしょうか。
トースターは食品をじかに入れることが多い家電です。売却を考えているなら、掃除をして清潔な状態にしておきましょう。
業者が買い取った後のトースターは、販売する前に必ず掃除をします。手間が省けるように、なるべく清潔な状態のトースターを買取したいと考えるのは当然です。掃除がされているかどうかで、買取金額が変わることもあります。
フリマアプリやオークションサイトでのやり取りでも、トースターが清潔でないことがトラブルの原因になることもあるため、ぜひ、売却の前には掃除を忘れないようにしましょう。
トースターの処分のために時間をかけていられない方は、不用品回収業者に依頼するのも良い方法です。特に引っ越しなどで他に処分したいものがたくさんある場合などに適しています。
不用品回収業者には費用が高いというイメージがあるかもしれませんが、依頼するだけで後はすべてお任せできるのは、忙しい方に大きなメリットになるでしょう。他にも不用品回収業者に依頼することには、下記のようなメリットがあります。
自治体の粗大ゴミの手数料などと比べると、不用品回収業者は1回の回収で10,000円程度と費用は高めです。しかし、その費用でトースターだけでなく、かなり多くのものを手放せます。そして、これだけ多くのメリットがありますから、費用の元は取れるのではないでしょうか。特に時間に余裕のない方ほど、不用品回収業者に依頼してみましょう。
トースターの処分方法を5つ紹介しました。確かにトースターは小型家電リサイクルの対象品ですが、あまり気にせず従来どおり、自治体の不燃ゴミや粗大ゴミに出せることがわかりました。
どうしても小型家電リサイクルが気になる方は、家電量販店のサービスを利用するのも良いでしょう。また、時間がない方には不用品回収業者に依頼することをお勧めします。実はいろいろな処分方法があるトースターは、処分しやすい家電といえるかもしれません。
心置きなく新しいトースターに買い替えて、安全で気持ちの良い生活をスタートさせてください。