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「古くなったキャビネットをできるだけ安く処分したい」
「オフィス用のキャビネットはどうやって処分したらいいの?」
自宅の模様替えやオフィスの移転などで捨てる必要があるキャビネット。その処分方法に困っている方は意外と多いのではないでしょうか。
新しいキャビネットの買い替えと同時に引き取ってもらえることもありますが、ほとんどの場合は自分で処分しなければなりません。
そこでこの記事ではキャビネットの処分方法について解説します。
キャビネットに使われている素材によって処分方法が異なる場合があるので、ますばキャビネットの種類や素材について紹介します。
オフィス用やリビング用などキャビネットにはさまざまなモノがありますが、ゴミになる原因は、重さで板が歪んだり扉の建付けが悪くなり開けづらくなった時です。
キャビネットにも保証期間があり、各部位によって1年から3年と保証期間が決められていることがあります。
そのため、この保守期間内かつ一定の条件を満たす場合は、修理や交換をしてもらうことも可能です。
もし買い替えを検討している場合は、家電量販店の引き取りサービスを利用することで自分が動く手間を省くことができるでしょう。
壊れてないけど模様替えで使わなくなったといった際には、買取手を探すのも1つの手です。
デザイン性や定価が高い製品は、リサイクルショップやフリマサイトで買取対象になる可能性があるので検討してみてください。
キャビネットと一口に言っても、どういったモノがキャビネットになるのかわからない場合もあると思いますので、まずはキャビネットの種類や素材について紹介します。
そもそもキャビネットとは箱型収納屋具の総称で、小物を収納する戸棚をイメージする方も多いのではないでしょうか。
キャビネットのタイプにはさまざまなものがあり「これもキャビネットに含まれるの?」といった商品もあります。
キャビネットの種類を分けたものが下記になります。
キャビネットの素材には木材が使用されることが一般的ですが、オフィス用のキャビネットはスチール製やプラスチック製の商品もあるので分解処分する方は、分別区分に注意が必要です。
オフィス用のキャビネットには引き戸タイプや両開きタイプ、ラテラルタイプなどがあります。
タイプによって大きさや形状が異なるため、同時に処分費用も変わってくるでしょう。
比較的安価なタイプのオープン型キャビネットは、扉がついていないため、個人でも解体しやすく、金属類に分けて処分すれば袋代だけで済みます。
一方、両開きタイプのオフィス用キャビネットはガラスが使用されていることもあるので、粗大ゴミとして処分するほうが良いでしょう。
解体できるサイズのものは解体し、無理そうであれば粗大ゴミとして処分してくださいね。
スチール素材を解体する場合、2,000円程度で購入できる万能ノコギリを用意しておくと便利なので試してみてください。
キッチン用キャビネットは食器類を収納するために使われるので、サイズが大きくガラス戸が採用されるケースが一般的です。
こうした大型キャビネットの分解は事故やケガの原因になってしまうので、分解せずに粗大ゴミとして処分するほうが良いでしょう。
また、安価なタイプのキッチン用キャビネットは2万円から3万円ほどで購入できるため、中古市場ではあまり需要がありません。
しかし、ブランドのキャビネットになると小売価格も上がるため、こうしたキャビネットをお持ちの方は、使用期間の長いキャビネットでも売却できる可能性があることを覚えておきましょう。
リビングに置かれるキャビネットはサイドボードやリビングボードとも呼ばれますが、低い収納や飾り棚のことはサイドボードやリビングボード、高さのあるものはキャビネットと分けている場合もあり、その違いは店舗によっても異なるため曖昧です。
安価な商品は20,000円ほどで組み立て式になっている商品もあるため、分解してガラスや木材、スチールなどに分けると粗大ゴミに出す必要はないでしょう。
一方、無垢材や天然木が使用されているキャビネットは、小売価格が100,000円を超えることから、古いキャビネットでも売却できる可能性があるため、安易に粗大ゴミとして処分しないようにしてください。
さまざまな種類やタイプのあるキャビネットですが、リビングや書斎等に置かれているものとオフィス用のキャビネットでは、言葉は同じでもまったく異なる商品になります。
リビング用やキッチン用は家具の買取などに出すことができますが、オフィス用のキャビネットはオフィス用品買取専門店に売却する必要があるでしょう。
基本的にオフィス用のキャビネットは安価な商品が多く、売却価格もそれほど期待できません。
また、オフィス用品買取専門店は法人向けに作られているサービスなので、オフィス用品をまとめて処分したい企業等が、利用しやすいサービスになっていることが一般的です。
個人でも利用できますが、査定依頼をだしたり、出張買取を依頼したりしても出張費用のほうが高くなることもあるので注意しましょう。
一方、リビング用やキッチン用キャビネットの中には売却できる商品もあるので、売れるキャビネットの特徴や売却する方法について紹介します。
安価で大量生産されているキャビネットや傷や汚れの激しい商品は、売却することが難しいでしょう。
逆に素材そのものの値段が高いキャビネットやデザイン性の高い商品、高級メーカー製のものは売却できる可能性が高くなります。
リビング用やキッチン用のキャビネットで中古需要の高い商品は、高級家具メーカー製のものばかりで、小売価格にすると数十万円を超える製品です。
IKEAやニトリといった家具の量販店で販売されているキャビネットは、一部売却できる場合もありますが、基本的には売却以外の処分方法しかないことを覚えておいてくださいね。
キャビネットを売却する場合は、売却したいキャビネットの種類によって売却先を変えることをおすすめします。
高級家具を売却したい方は家具専門の買取業者を。オフィス用キャビネットはリサイクルショップに。
専門店やリサイクルショップでの買取価格に納得できない場合や買取価格がつかなかったときは、フリマサイトやオークションサイトを利用してみてください。
主にブランド品やメーカー品の家具を取り扱っている家具専門買取サービスでは、北欧家具やイタリアモダンといった高価な家具の買取を専門的に行っており、有名ブランドのキャビネットを適正価格で売却したい方におすすめのサービスです。
家具量販店で取り扱っている商品はほとんど見られず、arflexやdomani、Cassinaといったオリジナルブランドのキャビネットを持っている方であれば売却価格も期待できるでしょう。
アンティークやレトロ家具などは特に買取価格も高くなり、50,000円から100,000万円を超える場合もあるので、メーカー製で傷や汚れの少ないキャビネットをお持ちの方は、家具買い取り専門店を利用しましょう。
家電や楽器、趣味用品などあらゆるものを取り扱っているイメージのあるリサイクルショップは、大型の店舗であれば家具の買取をしている場合があります。
こうしたリサイクルショップでは家具買取専門店が取り扱わない無名メーカー製のキャビネットでも、デザインや素材などによっては買取してもらえる可能性があるでしょう。
たとえば、無名メーカー製のインテリアキャビネットやニトリのオーソドックスなキャビネットも買取を行っている店舗があります。
ただし、どのリサイクルショップでも取り扱っている訳ではありませんし、時期によっては買取していないこともあるでしょう。
タイミングよく売却できたり、できなかったりするため、引っ越し等ですぐにキャビネットを処分したい方は他の処分方法を選んでください。
フリマアプリやネットオークションでは、オフィス用やリビング用など種類やタイプに関わらず、さまざまなキャビネットを売却できる可能性があるでしょう。
フリマサイトやオークションサイトでキャビネットを出品している方は多く、出品価格は1,000円から30,000円程度です。
しかし、実際に取引が成立しているキャビネットは10個に1個ほどなので、出品しても売却できないことがほとんどでしょう。
取引が成立しているキャビネットは、量販店で購入できる商品からアンティーク調のキャビネットまで幅が広く、たまたまタイミングがあった商品だけが落札されている印象です。
落札されている商品の共通点は使用年数やブランドに関わらず、傷や汚れが少ない状態の良いものになります。
ですが、買取専門店やリサイクルショップで売却できなかった方は、要らなくなったキャビネットを出品してみる価値はあるでしょう。
リサイクルショップ同様、キャビネットを売却できるタイミングはコントロールできないので、すぐにキャビネットを手放したい方は他の処分方法を選択してくださいね。
オフィスの整理で処分することになったキャビネットや模様替えで処分するキャビネットは、メーカー製の製品以外はなかなか売却できません。
そのため、ほとんどのキャビネットは粗大ゴミや可燃ゴミとして処分する必要があります。
売却以外でキャビネットを処分する方法は下記の5つです。
キャビネットを粗大ゴミや可燃ゴミに出す場合は、自治体のルールに沿って処分する必要があるので1つずつ紹介します。
キャビネットは各自治体で粗大ゴミに出すことができますが、品目名が地域によって異なるため注意が必要です。
たとえば、千葉県千葉市ではキャビネットという品目名ですが、東京都新宿区では箱物家具に分けられています。
また、手数料の計算方法も地域で違いがあり、新宿区では最長辺と2番目に長い辺の合計で手数料は決まりますが、千葉市ではキャビネットの重量で手数料が決まっているのです。
処分費用は400円から3,000円ほどでサイズや重量によって大きく異なります。
実際にキャビネットを粗大ゴミとして処分する際は、自治体のホームページを必ず確認しましょう。
キャビネットを粗大ゴミに出す手順は、自治体の粗大ゴミ受付センターへ申し込みを行い、 キャビネット処理手数料にあたる「粗大ゴミ処理券」をコンビニ等で購入してください。
購入後は氏名や受付番号などを記入して、キャビネットに貼り付けて指定の場所に持ち込みましょう。
家具の量販店では購入品と同等品にあたる商品は手数料を支払うと引き取ってもらえます。
引き取り手数料はキャビネットの種類によっても異なり、1,000円から4,000円程度です。
購入した新しいキャビネットが自宅に届くタイミングで、要らなくなったキャビネットを持ち帰ってもらうことができますが、引き取り手数料が高いので、キャビネットによっては粗大ゴミとして処分したほうが良いでしょう。
また、要らなくなったキャビネットの引き取りだけを依頼する方もいますが、新しい商品を購入した方のみのサービスとなっているため注意してください。
家具の量販店で販売されているような組み立て式のキャビネットであれば、木材やスチール、プラスチックであっても分解してそれぞれの分別区分に分けて処分することができます。
たとえば、木製のキャビネットで組み立て式のものはドライバーなどで分解した後に、自治体で決められている長さにカットできれば、一まとめにして可燃ゴミに出せるでしょう。
分解できるサイズのキャビネットであれば素材は関係ありません。ただし、処分できる木材やプラスチック、金属類の長さは自治体で決まっており、規定に反するものは粗大ゴミ扱いとなる可能性があります。
また、木材を可燃ゴミに出す方は、1回で集積所に持ち込める量が決まっている自治体もあるので注意しましょう。
売却できなかったキャビネットはジモティーで手放せる可能性があるのをご存知でしょうか。
無料の掲示板サイトジモティーは不用品掲載サイトの「売ります・あげます」カテゴリーにある家具ジャンルの中の、キャビネットで掲載することができ、キャビネットを必要としている人が見つかると、連絡が来るシステムになっています。
初めて利用する方も簡単に掲載できることで人気を集めており、各都道府県に分かれたサイトになっているため、自宅付近でキャビネットを欲しい方を募集できるのが特徴の1つです。
実際にキャビネットを掲載している方は多く、0円から数千円でキャビネットの引き取りをしてくれる方を待っています。
掲載されているキャビネットは引き取り手がすぐに見つかることもありますが、ほとんどの場合、そのまま掲載期間だけが過ぎていくことが多いです。
そのため、ジモティーでキャビネットを手放したい方は、根気強く連絡がくるのを待つ必要があるでしょう。
ジモティーを利用すれば確実にキャビネットを処分できる訳ではないため、今すぐにキャビネットを手放したい方にとっては向いていないサービスともいえますね。
キャビネットを処分する方は、模様替えや自宅にあるオフィス兼書斎の整理をしていることが多いので、キャビネット以外の不用品が出ることもあります。
こうした場合、粗大ゴミに出すよりも不用品回収業者に依頼したほうがお得に処分できるでしょう。
模様替えではキャビネットの他、テーブルやソファを処分する方も多く、オフィスの整理ではデスク周りの小物やPC関連商品を買い替えることもあります。
模様替えや整理で出た不用品を粗大ゴミに出すためには1つずつの処理手数料を確認して、コンビニ等で処理手数料券を購入する手間がかかるのがデメリットです。
粗大ゴミとして処分する不用品が多いほど、処分するまでに時間や労力が必要になるので、忙しい方はなかなかキャビネットを処分できないかもしれません。
その点、不用品回収業者に依頼すると、自宅の部屋にキャビネットや他の不用品を取りに来てもらえるので、余計な手間はかかりません。
また、不用品回収業者の料金プランは容量で決まっているため、見積もり通りの値段で処分できるので安心して依頼できるでしょう。
キャビネットの種類にはオフィス用の商品がありますが、ゴミとして処分する場合は、産業廃棄物処理業の認可を受けている業者に依頼しなければ、処分することはできません。
起業して自宅をオフィス代わりにしている方の中には、キャビネットが産業廃棄物にあたることを知らずに、一般ゴミとして処分している人もいるでしょう。
また、不用品回収業者が古物商許可証を持っていれば、引き取ったオフィス用品を再販できるので、状態が悪すぎなければ、ほとんどの不用品回収業者で手放すことができます。
自宅をオフィスとして使用している方で、キャビネット等のオフィス用品を処分したい方は、上記のような許可を取得している専門の業者に依頼してくださいね。
この記事ではキャビネットの処分方法について解説しました。
家具量販店で販売されているキャビネットは売却が難しいので、ほとんどのキャビネットは粗大ゴミとして処分することになるでしょう。
処分費用はキャビネットのサイズによって異なり、最大で3,000円程度です。
処分費用が高くなるようなキャビネットは重量もあるので、粗大ゴミとして指定の場所へ運搬することも難しくなります。
こうしたキャビネットの処分にお困りの方は、不用品回収業者に依頼してみてください。
不用品回収業者なら自分が動く必要がない上に、都合の良い時間に合わせて使わなくなったキャビネットを回収してくれます。
弊社お助けlifeでもキャビネットの訪問回収をしており、訪問時間を指定していただくことも可能です。時間のない方やキャビネットの運搬が難しい方などは1度ご相談ください。