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『もう動かないシュレッダーを買い替えたい!』
『でも、シュレッダーはどうやって処分すれば良いの?』
今や一般家庭でもシュレッダーは、プライバシーを守るために欠かせない家電です。だから処分したいという方も増えています。しかし、シュレッダーにも種類があり、処分方法が違うため注意が必要です。
本記事でシュレッダーの種類ごとの処分方法を解説しますから、処分するときの参考にしてください。
シュレッダーは家庭用と業務用に分けられます。書類を細かく切る・細断するという使用目的は同じですが、家庭用と業務用には大きな違いがあるのです。
家庭用シュレッダーには、電動と手動の2種類があります。
シュレッダーに入れる紙の枚数を、無理に増やすと壊れることもあります。壊れてしまうと修理ができないことも多いため、注意が必要です。
また、電動シュレッダーは連続して使える時間が決まっており、その時間をこえるとしばらく本体を休めて、冷却する必要があります。
業務用に比べるとどうしても連続稼働時間が短い傾向がある家庭用シュレッダー。自宅ではどれくらいの書類が出るのか、よく検討してから選ぶことが大切です。
手動タイプは、紙類を入れてハンドルを手で回して細断するタイプです。自分でハンドルを回さないと書類が切れないため、たくさんの書類を一度に処理するのは難しいですが、その特徴がメリットにもなっています。
家庭で一度に少量の書類を処分するだけなら、手動タイプでも十分かもしれません。
事業所などで使われている業務用シュレッダー。家庭用と業務用を比べると、処理能力、速度、耐久性とすべての面で業務用に軍配が上がります。
しかし、その分業務用は値段が高く、本体も大きいことが多いです。そして、処分の方法も家庭用とは違ってくるのです。
手動と電動、2つの種類がある家庭用シュレッダー。その処分方法は種類によって違うだけでなく、自治体によっても違います。
電動のシュレッダーは、小型家電リサイクルの対象品として処分できます。自治体によっては小型家電リサイクルの回収ボックスに入れるだけで済むため、気楽に処分ができるでしょう。
小型家電リサイクルとして回収される品目は、その自治体で選んで良いことになっています。必ずしも自分が住んでいる自治体でシュレッダーを回収しているとは限りません。処分の前には、自治体の回収状況を確かめておくと良いでしょう。
小型家電リサイクルボックスに入らないものは、不燃ゴミや粗大ゴミに出すなど、自治体のルールに従って処分してください。
また、家電量販店でも小型家電リサイクルの対象品を引き取っています。家電量販店では、特定対象品目以外は有料での引取です。
特定対象品目とは、国が特にリサイクルをするべきと認めたもの・携帯電話やデジタルカメラなどですから、シュレッダーは有料での引取になるでしょう。
引取料金は小型の家電と判断されれば550円、中型と判断されれば1,100円です。料金が発生しても、ただ捨てるよりは気分が良いという方、買い替えで店舗に出向く予定がある方には、最適な方法です。
自治体により、粗大ゴミには大きさの規定があります。横浜市のように一辺が50cm以上、狭山市のように30cm以上なら粗大ゴミになる自治体があります。
粗大ゴミには2つの回収方法がありますので、自分に合っている方を選んでください。
どちらの方法でも自治体がやっていることですから、処分するときに安心感があります。
ただし、予約収集は予約してから実際の収集までに時間がかかる場合があります。引っ越しなどで処分の期限が決まっているときは、間に合わないことがあるかもしれません。予約収集を利用するなら、なるべく早めに申し込みをしましょう。
また、自治体によっては持ち込み収集でも、予約が必要な場合があります。粗大ゴミを出す前には、必ず自治体に確認を取りましょう。粗大ゴミの出し方は、自治体のホームページなどで確認できます。
手動式のシュレッダーは多くの自治体で不燃ゴミとして処分できます。手動式は電動式に比べるとコンパクトサイズのため、粗大ゴミになる可能性は低いです。
ただし、これにも例外があります。横浜市では手動式シュレッダーは可燃ゴミとして処分されます。処分の前には、一度自治体のホームページなどで、何ゴミになるのかを確認すると良いでしょう。
家庭用のシュレッダーは自分でゴミとして処分できますが、事業所などで使われていた業務用は、事業者が自ら処分する必要があります。
事業所で使っていたシュレッダーが壊れても、ゴミとして自治体に処分してもらうことはできません。
事業者が自分で処分するといっても、事業者が自ら収集・運搬・処分することは不可能です。実際は委託業者に処理を依頼していますが、それにはかなりの費用がかかります。
そこで業務用のシュレッダーの処分方法として、お勧めできるのは売却をすることです。処分するのに費用をかけるよりは、たとえ安い価格でも売却できれば、事業所のコストカットにもつながります。
もともとシュレッダーは買取が難しいと言われていますが、例外は業務用の大型のものです。
中でも、明光商会のシュレッダーは人気があります。明光商会は1959年創業の老舗であり、現在も業務用では国内シェアNo.1です。このため、比較的売却しやすいといえます。
また、製造後5年以内のものは買取してもらえる可能性が高いです。売却を考えているなら、シュレッダーの寿命がつきる前、5年を目安にしてください。
大型のシュレッダーを、自分でリサイクルショップに運ぶのは大変です。出張買取を行っている店舗に依頼すると良いでしょう。
出張料・査定料などが無料の店舗を選べば、もし売却が成立しなくても、ダメージがありません。
また、シュレッダー単体での買取は難しくても、オフィスの移転などで、他のものと一緒ならば、買取ができる場合もあります。諦めずに相談だけでもしてみましょう。
フリマアプリを利用すれば、シュレッダーを売却できるかもしれません。家庭用のシュレッダーよりも処理能力が優れている業務用を求めている方は多いようです。
フリマアプリなら価格を自分で決められますから、納得して売却ができますが、デメリットもあるので注意してください。
フリマアプリを利用する場合、送料は自己負担です。そして、シュレッダーが大きいほど、送料も高くなります。「ジモティー」などを利用して、手渡しできる方に売却するのも良いかもしれません。
シュレッダーを処分するために、いろいろと考えるのは嫌だという方は、不用品回収業者に依頼すると良いでしょう。家庭用だけでなく、勝手に捨てることができない業務用のシュレッダーも回収してくれます。
不用品回収業者には上記のようなメリットがあるため、家庭用、業務用ともにシュレッダーを処分するのに最適です。シュレッダー以外に不用品がある場合でも、一緒に回収してもらえるため、引っ越しやオフィスの移転などにも適しています。
シュレッダーの処分方法を6つ解説しました。同じシュレッダーでも家庭用、業務用によって処分の方法は変わってきます。種類だけでなく、住んでいる自治体や処分までに時間があるかないかによっても、選ぶべき方法は変わるはずです。
シュレッダーは比較的故障しやすいといわれています。紙詰まりを起こしたり、切れが悪いと感じたりするなら、買い替えるタイミングかもしれません。適切な処分方法がわかっていれば、ためらいなく買い替えることができるはずです。
買い替えのタイミングを逃さないためにも、ぜひ本記事を参考にして、シュレッダーを処分してください。