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「実家にあるピアノを処分したいけど、どうすればいいの?」
「スペースを開けるために処分を検討している」
こうした悩みを持つ方は、使わなくなったピアノの処分に困っているのではないでしょうか。
ピアノは重く移動させるのにも一苦労、処分に手間がかかる上に費用がかさむものです。そこでこの記事ではピアノの処分方法について種類別に手順や費用を解説しています。
子供の習い事のために大きなピアノを購入したり、趣味で電子ピアノを購入したりと、ピアノの処分について先のことはあまり考えないかもしれません。
しかし、引越しや自宅の整理など、いつかはピアノを処分する日がくるので最後まで読んで参考にしてみてください。
就職や転職などで引越しをした際、ピアノの騒音が気になって処分する方や、間取りに合わず新しいピアノに買い替える方は少なくありません。
できることなら高値で買い取ってもらいたいのが本音のはず。
ですが、ピアノの種類や状態によっては値段がつかないものがあるため、5つの処分方法を紹介します。
結論から伝えると、ピアノを粗大ゴミとして処分できる地域もあります。ただし、アップライトピアノやグランドピアノは粗大ゴミとして出すことはできず、電子ピアノだけが対象です。
処分手順は以下の通りです。
また、粗大ゴミ処理手数料券の区分は自治体によって異なるのをご存じでしょうか。
たとえば、2022年4月時点の電子ピアノの処分料金は大阪市で1,000円ですが、東京都足立区では2,800円と1,800円の差があります。処分前にお住まいの自治体で区分を確認しましょう。
ヤマハピアノサービスや伸和ピアノなど、買取専門業者に依頼することで、使わないピアノを売却できます。
ヤマハピアノサービスはYAMAHA製のピアノのみ買取していますが、伸和ピアノやピアノの買取屋さんではさまざまなメーカーの買取を行っているので、グランドピアノやアップライトピアノの処分に最適です。
ピアノの種類や状態によっては買取価格がつかず引取り費用が発生しますが、買取の相談は無料なので各ホームページから問い合わせてみてください。
ピアノ買取専門業者ではアップライトピアノやグランドピアノといった大型ピアノで買取価格がつきますが、電子ピアノは値段がつきづらいので、フリマサイトやネットオークションを利用しましょう。
電子ピアノの出品相場は5,000円から100,000円程と幅が広く、YAMAHAの電子ピアノがよく売れている印象です。
売れているピアノは付属品や梱包品がそろっているもので61鍵盤という特徴があります。使わない電子ピアノで状態が良いものであれば出品してみてください。
愛着のあるピアノを手放す際、必要な人や場所に寄付したいと考える人は少なくありません。
学校や団体、老人ホームではピアノを必要としていることもありますが、個人での寄付は難しいでしょう。そんな中「楽器寄付ふるさと納税」なら、使わない楽器の寄付ができます。
寄付先を選んで申請するシステムになっており、自分の楽器がどこで使用されているのかわかる上、税金が控除されるので気になる方はホームページから確認してください。
ただし、楽器の寄付には審査があり、通過しなかった場合は返品になるので注意が必要です。
グランドピアノやアップライトピアノ、電子ピアノなど、種類に関係なく回収を行っている不用品回収業者があります。
自治体ではグランドピアノやアップライトピアノは粗大ゴミとして回収していないため、引取り業者を紹介されることもありますが、料金が高くなってしまう傾向があるのでおすすめしません。
通常、大型ピアノの回収は人件費や運搬費、解体・組立費がかかることもあるため、処分料金が高くなってしまいます。
ですが、不用品回収業者ならすべての作業料金が含まれた費用を始めから提示してもらえるので安心です。
ピアノの種類には電子ピアノ、アップライトピアノ、グランドピアノの3つがあり、大きさや重量などが違うことから、搬出や運搬にかかる費用が異なります。
そこで種類別に分けて、一般的なピアノの回収費用と処分方法を紹介します。
電子ピアノはデジタル楽器で設置しやすい特徴があることから、新しいものに買い替える機会の多い商品です。
粗大ゴミに出せる地域であれば、処分費用は1,000円から3,000円。買取業者に頼むと運送費や人件費で、20,000円程かかります。
フリマサイトやオークションサイトでは取引が頻繁に行われているので、出品を検討したほうが良いかもしれません。
アップライトピアノはグランドピアノを縦型にしてコンパクトにしたもので、小スペースで生の音を楽しみたい人に人気のピアノです。
買い替える頻度は高くありませんが「子供の習い事のために購入する人」や「趣味として購入する人」もいるため、買取価格がつきやすい商品といえます。
アップライトピアノの処分を買取業者に依頼すると、解体・組立てが必要な場合、運送費と人件費を含めて60,000円程の処分料金が必要です。
テキスト解体・組立てが必要なければ30,000円程の費用で処分できますが、ピアノ買取専門業者で買取り対象になっているので、無料査定を行って買取価格を確認したほうが良いでしょう。
グランドピアノは上級者やプロ向けに販売されているピアノで、サイズの小さいものでも150㎝を超えることから、処分費用が高くなってしまいます。
グランドピアノの処分に必要な費用は、解体・組立てが必要な場合、運送費と人件費を含めて80,000円程が必要です。
解体・組立が必要なければ50,000円程で処分できます。アップライトピアノ同様、ピアノ買取専門業者の買取対象になっていますので、複数の業者に見積もり依頼を出したほうが良いでしょう。
ピアノを処分する際の注意点は下記の4つです。
それぞれ解説します。
ピアノを売却する場合、まずは買取業者に見積もりを出すと思いますが、ピアノの損傷が激しいと買取してもらえない可能性があります。
たとえば、ピアノが一部欠けているものや音が出ないピアノといった修理が可能なものは買取対象です。
しかし、水に濡れたピアノや損傷の激しい修復困難なピアノは、買取対象外になるので取り扱いには注意しましょう。
ピアノの買取を業者に依頼する場合、自宅にあるピアノの設置場所で費用が異なります。
これは搬出時の作業内容が異なるためです。戸建住宅なら1階と2階で費用が変わったり、搬出にクレーン車が必要になったりと作業内容で費用が変動します。
依頼前にはピアノ購入時の搬入方法を思い出して価格の参考にしてください。
ピアノを友人や知人に譲る場合、業者に依頼して運搬してもらいますが、ピアノの種類と目的地の距離によって料金が変わってきます。業者にもよりますが、10kmごとに料金が加算されることが一般的です。
また、グランドピアノのように大型のピアノになるほど料金が増えるので、依頼する前に目的地の距離を確認しておきましょう。
小型の電子ピアノであれば、個人で運搬してもトラブルが起こる可能性は低いですが、大型電子ピアノ以上の運搬は事故の原因になります。
大型電子ピアノの重量は60kgから100kg以上で、自宅から搬出するときや目的地に運搬する際に手を滑らせて落としたり、挟まれたりと大変危険です。
大型の電子ピアノやアップライトピアノ、グランドピアノは必ず専門の業者に依頼しましょう。
この記事ではピアノの処分方法について解説しました。
ピアノは種類によって処分費用や処分方法が異なり、アップライトピアノやグランドピアノは専門の買取業者に見積もり依頼を出すほうが良いでしょう。
電子ピアノは地域によって粗大ゴミに出せますが、受付や処理手数料券の購入といった手間がかかります。また、買取業者に依頼した場合、処分費用は20,000円程です。
弊社お助けうさぎでは電子ピアノの状態に関わらず5,000円程度で回収しています。
24時間無料でお見積もり相談を受け付けていますので、電子ピアノの処分にお困りの方はご連絡ください。