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「古いレコードがたくさんあるけど、どうやって捨てたらいい?」
「興味がないジャンルのレコードだけど、価値はあの?」
上記のような悩みに応える記事です。
最近はレコードの人気が高まってきていて、高値で取り引きされることがあります。
レコードを処分する前にこの記事をお読みいただき、自分に合った方法を見つけてください。
レコードは自治体の収集で処分ができます。いつもの収集で出せるところが多く、手間がかかりません。
ただし、自治体によって分別方法が変わりますので、ホームページで確認しましょう。
ところで、レコードは何ゴミなのでしょうか?参考までに自治体の分別を見てみましょう。
(2022年6月現在)
自治体名 | ゴミの分別 | 備考 |
---|---|---|
東京都江東区 | 可燃ゴミ | |
横浜市 | 可燃ゴミ | |
千葉市 | 可燃ゴミ | 割れるような硬いものは不燃ゴミ |
さいたま市 | 可燃ゴミ | |
南アルプス市 | 可燃ゴミ |
一般的に売られているポリ塩化ビニール製のレコード(LPレコード)は、可燃ゴミとして処分できるところが多いです。紙製のジャケットは古紙として資源ごみになる自治体もあるので、確認は必要です。
1950年代以前に製造されていたレコードは、LPレコードとは材質が違います。酸化アルミニウムや硫酸バリウムなどの微粉末をシェラック(カイガラムシの分泌する天然樹脂)で固めた混合物を主原料としていて、硬い上に落とすと割れてしまうもろさがあります。
このようなレコードはSP盤といわれていて、可燃ゴミとしては処分できない場合があるので注意しましょう。
シティポップの流行もあり、若者の間でレコード人気が高まっています。2010年は1億7千万円まで落ち込んだレコードの売り上げが2020年には21億1700万円と約10倍になりました。アメリカでは、34年ぶりにレコードがCDを上回る売り上げを記録しています。
また、80年代の日本の楽曲「シティポップス」がブームとなり、日本の中古レコードの価値も上がってきています。レコードを安易に処分するのはもったいないかもしれません。
それでは、家にあるレコードが売れるかどうかの条件について解説します。
売れる条件は次のとおりです。
さらに以下の項目に当てはまれば、高額で買い取られる可能性があります。
特にクラシックのレコードを求める人は音質にこだわっています。傷のない状態の良いレコードは高値になる可能性が大きいです。
ジャケットの帯は、思った以上に価値があります。もし、家にあるレコードに帯がついていたら、大事にとっておきましょう。
また、この条件にすべて当てはまらなくても、買い取ってもらえる場合もあります。
まとめてレコードを処分したい、他のものも一緒に処分したいなら、リサイクルショップに持ち込むのがおすすめです。
リサイクルショップに持ち込んで買い取ってもらう方法は以下のとおりです。
リサイクルショップでは、必ず身分証明書の提示が必要になります。これは盗品などの流通を防ぐため、古物営業法で決められていますので必ず持参しましょう。
店頭での買い取り以外のサービスもあります。
レコードが大量にある場合でも対応できるので相談してみましょう。
リサイクルショップで売るメリットは以下のとおりです。
LINEやメールなどで事前見積もりができる店舗もあります。ジャケットが破れている、レコード盤のみなど、気になるものについても事前に確認しておくと安心ですね。
デメリットとしては、以下の通りです。
鑑定士がいる店舗もありますが、必ずしもレコードの価値をわかっている人が査定しているとは限らないので、安く買い取られてしまう場合があります。
また、店舗の基準に満たないものは買い取れないレコードになってしまう可能性があります。
自分でレコードの価格を決めたいなら、ネットオークションやフリマアプリで売りましょう。
ネットオークションやフリマアプリで売る方法は、以下のとおりです。
ネットで売る場合は、写真の撮り方がとても重要です。レコードはとても傷がつきやすいものでもあるので、状態が正確に伝わるように複数枚撮りましょう。
後々トラブルにならないように、状態や商品説明は正確に伝えておく必要があります。
ネットオークションやフリマアプリで売るメリットは次のとおりです。
デメリットとしては、次のようなことが考えられます。
レコードならではの注意点をあげてみましょう。
レコードは同じタイトルのものでも状態だけでなく、発売時期や生産国などで値段が変わってくることもあります。
また、配送料の負担などあらかじめきちんと決めて、トラブルにならないようにしましょう。
レコードをきちんと査定して売りたいなら、買取専門店で売るのがおすすめです。
主なサービスとしては3つあります。
店頭での買取でも出張や宅配での買取であっても、まず、電話やメールで無料見積もりをとりましょう。
買取店によっては、買い取れるジャンルが決まっていることもあります。無駄足にならないように、無料見積もりや電話での問い合わせをしましょう。
また、取り引きには、買取申込書と身分証明書の提示を求められます。忘れずに準備しましょう。
レコードの買い取り実績のある買取専門店のサービスをまとめてみました。
(2022年6月現在)
買取専門店 | 店頭買取 | 出張買取 | 宅配買取 |
---|---|---|---|
バイセル | ・予約なし ・個室で査定 ・現金払い | ・専門査定員が査定 ・即日から対応可能 ・出張料、査定料、キャンセル料無料 ・その場で現金払い | ・宅配キットに詰めて集荷日に発送 ・査定後支払い |
エコストア | ・電話にて予約 ・当日現金支払い | ・レコードを熟知したスタッフによる査定 ・その場で現金払い ・場合によっては後日支払い | ・宅配キットに詰めて集荷の案内に従って着払いにて発送 ・電話にて査定結果をお知らせ |
ディスクユニオン | ・予約なし ・当日現金払い | ・専門スタッフが訪問査定 ・枚数等によっては一旦持ち帰りして査定 ・査定結果はメール、または郵便にてお知らせ ・代金振り込み ・キャンセル料無料 | ・梱包キット、送料、キャンセル品返送料振り込み手数料が無料 ・申込み受付は24時間 ・メールにて査定結果お知らせ |
レコードの買取専門店のメリットは次のとおりです。
一方、デメリットとしては、次のようなことが考えられます。
レコードを知り尽くしたスタッフや鑑定士が査定をしてくれるという安心感がある、買取専門店。
まず、電話やメールで買取可能なジャンルやレコードの状態を相談したり、見積もりをしてもらうことから始めましょう。
そうすることで、納得の取り引きができます。
家族の遺品整理でたくさん出てきたレコードの処分に困っている方や、いろいろな手続きが忙しくて面倒な方は、不用品回収業者がおすすめです。
長年放置されたことによる劣化したレコードは、処分するしかありません。また、遺品整理や家の片付けと並行して処分できるので、一度にスッキリできます。
不用品回収業者に依頼するメリットは、次のとおりです。
一方デメリットとしては、次のようなことが考えられます。
不用品回収業者なら、レコードと他の不用品の分別から搬出まで、すべてお任せできます。
買取サービスのある業者なら、レコードに価値がなくても他の不用品に買い取れるものがあれば、費用を抑えられます。
回収日も、こちらの都合に合わせてくれたり、早朝や深夜に対応してくれる業者もいますので、おすすめです。
一方で悪質な業者による被害もありますが、ポイントを押さえて業者を選ぶことで防ぐことができます。そこで、優良な業者に依頼する方法について解説しましょう。
不用品回収業者に依頼する手順は次のとおりです。
まず、不用品回収業者のホームページをチェックします。
階段がある、駐車スペースが限られるなど、場所によって追加料金がかかったり、作業員の数によって費用が変わったりすることもあります。
追加料金の有無などもチェックしておくと、当日あわてずに済みます。2.3社に候補をしぼったら、見積もりをとりましょう。
電話の応対や見積書の説明などが丁寧でわかりやすい業者なら、トラブルになることはありません。
「作業一式」というようなあいまいな見積書は、後々追加料金が発生する可能性がありますので、気をつけましょう。
また、不用品の処分には費用がかかるものです。スピーカーで無料回収をうたっていたり、チラシで宣伝するような業者は避けた方が無難です。
レコードの人気は、最近特に高まっています。適正な査定をしてもらったら、実はレアなレコードだった、という可能性もあります。
ジャケットや歌詞カード、帯などついているものは大切にしましょう。状態のよいものや、人気のあるアーティストのレコードなら売るのがおすすめです。
しかし、大量の古いレコードや劣化したものがたくさんあるなら、不用品回収業者がおすすめです。
併せて他の不用品もスッキリできますし、1日で片付けが完了します。
この機会に捨てるに捨てられないレコードを手放してはいかがでしょうか。