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『食洗機が壊れたから、新しく買い替えたい!』
『でも、どうすれば食洗機を処分できるの?』
新しく食洗機を買い替えたら、古いものはすぐにでもキッチンの外に出したいと、誰でも思うはずです。そのまますぐに処分できると良いのですが、実は食洗機には異なるタイプがあり、そのタイプによって処分方法も違います。
本記事では食洗機のタイプごとに解説しますから、ぜひ自分の食洗機に最適な処分方法を見つけてください。キッチンの中ではかなり存在感のある食洗機。適切な方法で早めに処分をしてしまいましょう。
食洗器を処分するキッカケになるシチュエーションは、電源が入らなかったり、エラー表示が出て使えなくなった時などでしょう。
食洗器は据え置き型とビルトイン型に分かれており、耐用年数はそれぞれ5年や10年になっています。
耐用年数が長いのはビルトイン型ですが、壊れたと時は工事が必要になるので、業者に依頼することがほとんどです。
ただ据え置き型の場合、メーカーや販売店の保証期間内であれば無償で修理や交換に応じてもらえることもあります。
ただ長期間使用した食洗器は保証期間外になってしまい、修理費用も高くなりがちです。
買い替えを検討しているのであれば販売店に引き取ってもらうほうが、処分する手間をかけなくて済むでしょう。
自治体で処分する方は粗大ゴミとして処分することになります。
ただ地域によっても処分ルールが異なるので、自治体の処分ルールについてわかりやすく紹介しています。
食洗機には2つのタイプがあります。
1つは据え置き型・卓上型と呼ばれており、シンク周りなどに置いて使うものです。もう1つがビルトインタイプで、キッチンのシンクの下やキャビネットなどに設置します。
この2つのタイプを比べると、同じ食洗機でもかなり違いがありますが、この違いが処分方法の違いに結びつくわけです。
このタイプは、基本的に食洗機を買ってくれば大きな工事は必要なく、すぐに使えます。
そのため、賃貸住宅でも使いやすいのがメリットです。コンパクトなサイズもあるため、家族が少ない方にも使いやすいといえます。
ビルトインタイプはシンクの下やキャビネットに設置されるため、調理のためのスペースが少なくなることがありません。また、騒音や振動が気になりにくいメリットもありますが、サイズは基本的に決まっています。
幅45cmと60cmから選ぶことができ、45cmの方は、浅型と深型があります。浅型は45cmから50cm程度、深型は80cmから90cm程度ですから、ファミリータイプということもできるでしょう。
ビルトインタイプは設置工事が必要です。つまり、処分するときは逆の取り外し作業が必要になります。
簡単に設置できる据え置きタイプは、処分方法も手軽です。しかもいくつかの方法が考えられるため、悩まずに処分できるかもしれません。
食洗機は小型家電リサイクル法の対象品目として、自治体や家電量販店に回収してもらえます。しかし、自治体などが設置している小型家電リサイクル回収ボックスには、食洗機が入りません。
ボックスに入らない小型家電をどのように回収するかは自治体によって違うため、確認が必要です。
また、小型家電リサイクルの対象品目として回収する家電は、その自治体で選んで良いことになっています。必ずしも自分が住んでいる自治体が食洗機を回収しているとは限りませんから、やはり事前の確認が大切になるでしょう。
食洗機を自治体で処分してもらう場合、小型家電リサイクルで回収してもらえないときは、粗大ゴミになるはずです。
粗大ゴミになるのは処分したいものの大きさで決まります。一辺が30cm以上、または50cm以上だと粗大ゴミになると規定されている自治体が多いため、食洗機は粗大ゴミになることが多いです。粗大ゴミの回収には2つの方法があります。
料金の一例として世田谷区の場合を紹介します。予約収集では1,200円、持ち込み収集では半額、つまり600円です。
どちらでも自分に合った方法を選んでください。ただし、予約収集は待ち時間が長くなることがあり、引っ越しまでに食洗機を処分したい、という場合には間に合わないことがあります。
また、持ち込み収集にも予約が必要な場合もあり、細かなルールは自治体によって違うのが実情です。やはり、自身で自治体に確認を取るのがもっとも確実といえます。
家電量販店でも小型家電リサイクルの対象品目を回収してくれます。ケーズデンキ、エディオンでは食洗機は小型品目に分類されるため、回収料金は550円です。
これから処分する食洗機が小型品目になるかどうかは、エディオンで提示している条件を参考にしてください。この条件を上回ると、中型品目になるかもしれません。そうなると料金は1,100円です。
基本的には自分で店頭に食洗機を持ち込む必要がありますが、新しく買い替える予定がある方には、買い替えと処分が一度に終わるこの方法が最適ではないでしょうか。
取り外し工事が必要なビルトインタイプですが、もう食洗機は使わない場合、自分で取り外して処分をすると費用を抑えることができます。しかし、これはあくまでも自己責任で行ってください。
ビルトインタイプのものを取り外すだけなら、一般の方にも可能な作業です。特に資格も必要ありませんが、ビルトインタイプはとても重く、取り外すときに腰を痛めてしまったり、キッチンの床などを傷つけてしまうかもしれません。
また、とても重い食洗機をさらに自分で処分のために運搬する必要があるため、途中で挫折する恐れもあります。
これから解説する手順を読んで、少しでも難しそうと思うなら、プロの力を借りた方が良いでしょう。
キッチンから取り外してしまえば、ビルトインタイプであっても自分で処分できます。
取り外した食洗機は、その大きさから粗大ごみになることが多いです。据え置きタイプの箇所で説明したように、自治体のルールに従って処分してください。
1.床を保護するために養生シートなどを敷く・滑らないように注意する
2.工具を用意しておく・モンキーレンチ、ドライバー、バケツなどが必要
3.給水を止める:食洗機専用の止水栓、または水道メーターのバルブを閉めて給水を止める
4.コンセントを抜く
5.給水配管と排水配管を取り外す:ここでモンキーレンチを使用する
給水管を外すと残った水がこぼれることがあるため、バケツを用意しておくと良い
6.食洗機本体を撤去:食洗機下部にある配管カバーを外した後に、食洗機本体を固定しているビスを外す・ここでドライバーを使用する
食洗機本体を手前に引くと外れるので、そのまま撤去する
本体の中にも水が残っていることがあるため、なるべく傾けないこと
7.台枠も撤去して終了
自分で取り外した食洗機。もしそれほど古くなっていないものなら、リサイクルショップでの売却を検討しても良いでしょう。
安価な据え置きタイプよりも、価格が上のビルトインタイプの方が買取をしてもらいやすいそうです。据え置きタイプは6人用など、大容量もものは人気があります。
買取してもらいやすい食洗機の条件は以下の通りです。
確かに衛生面が気になる食洗機は、使用感があるものを買いたいと思う方はいないでしょう。売却を考えているなら、取り外した後に掃除をしてください。
新しくビルトインタイプの食洗機を購入する予定があるなら、専門の業者に依頼すると良いでしょう。プロが責任を持って、古い食洗機の取り外しから新しいものの取り付けまでを行ってくれます。
この方法のメリットは、新品の設置と古いものの処分が一度に終わることです。
取り外した食洗機は業者が産業廃棄物として処分してくれるため、自分では何もする必要がありません。取り外しにかかる費用は40,000円程度ですが、メリットの大きさを考えると、必要経費だと納得できます。
すぐには新しい食洗機を設置しない、とにかく取り外して処分をしたい場合は不用品回収業者に依頼するのも良い方法です。この方法は特に新しい食洗機を購入しなくても使えるところがメリットです。
また以下のようなメリットもあります。
不用品回収業者には、取り外しを行ってくれるところもあるため、安心して依頼できます。不用品回収業者では1回の回収につき、10,000円程度の料金設定をしていることが多いため、食洗機以外にも不用品がある方が費用を十分に生かすことができるでしょう。
ただし、取り外しの工事には別料金がかかることは、忘れないでください。
食洗機の処分方法を解説してきました。食洗機のタイプによって処分方法は違い、費用も変わるのがわかります。自分が処分する食洗機のタイプによって、適切な方法を選んでください。
自治体以外で食洗機を処分しようとすると、費用が高額になると感じられます。しかし、無理をして自分で取り外しても、ケガをしたり部屋を傷つけたりするリスクがあるのです。費用の金額だけにとらわれず、無理のない方法を選ぶことが食洗機の処分の際には大切ではないでしょうか。
そのためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。