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『さびてしまったスチールラックを処分したい』
『大きなスチールラックはどうやって処分したら良いの?』
頑丈なスチールラックは1つあると重宝する存在ですが、劣化してさびてしまったり、生活が変わって使わなくなった場合は処分したいものです。
部屋から出すだけでも大変そうだと思う方もいるでしょうが、方法次第で確実にスチールラックを処分できます。本記事でその方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
引越しや模様替えなどスチールラックを処分するタイミングは人それぞれですが、そのまま捨ててしまうよりも、こんなものにDIYすることができます。
このように使わなくなったスチールラックはDIYしやすく、新しい家具として引っ越し先や模様替えにピッタリな家具にすることができます。
基本的には木材と組み合わせて塗装をするだけなので、誰でも簡単にリメイクすることができるでしょう。
ただDIYが苦手な方や時間がない方はゴミとして処分するしかありません。
スチールラックの状態が良いものであればリサイクルショップやフリマサイトで売却できるので検討してみてください。
とはいえ劣化が激しいのモノは捨てることになり、集積所に持ち運ぶ必要があるので、まずはスチールラックの分解方法について見ていきましょう。
家庭で使われているスチールラックを分解するのは意外に簡単です。分解すると家から出しやすくなるため、処分方法の幅が広がります。
スチールラックは棚板と脚の部分に分解できます。棚板の四隅に脚を差し込む穴があり、そこに脚を差し込んで組み立てるため、分解するときはその逆を行います。つまり、棚板を浮かせて脚を外すのです。
1.のときに固くて外れにくいようなら、潤滑油を使用してください。また、棚板を持ち上げるときに力が偏ってしまうと、脚がうまく外れないことがあります。
2人で作業をすると均等に力をかけることができますから、1人でうまくいかない場合は誰かに手伝いをお願いしてみましょう。
また、四隅は均等に少しずつたたいてください。一カ所だけをたたくと力が偏り、棚板がうまく外れない恐れがあるからです。
解体が終わったら、いよいよ処分に移ります。スチールラックの処分にはいくつかの方法がありますが、どの方法も分解しておくと後の作業がスムーズに進むはずです。
スチールラックは分解しても、粗大ゴミになる可能性が高いです。これは粗大ゴミの規定が一辺が30cm以上となっている自治体が多いためです。
ほとんどの自治体で粗大ゴミは予約収集と持ち込み収集という方法を取っています。どちらを選んでも、自分でスチールラックを運搬する必要があるため、分解して運搬しやすくしておきましょう。
予約収集
持ち込み収集
例:埼玉県狭山市の場合
30cm以下にすることができれば、多くの自治体でスチールラックを不燃ゴミとして捨てることができます。不燃ゴミは通常のゴミとして、普段使っているゴミ集積場に出せるため、手軽な方法です。
スチールラックはメタル用ののこぎりを使えば、女性でも切断できます。切断する前に分解しておくことで、作業はスムーズに進むでしょう。
横浜市や川崎市のように、30cm以下の金属を資源ゴミとして収集している自治体も多いです。不用になったスチールラックも資源ゴミにすれば、リサイクルに貢献できます。
新しいスチールラックを購入する予定があるなら、古いものは販売店に引き取ってもらいましょう。ホームセンターの「コメリ」、「バロー」では新規にスチールラックを購入した場合、古いものを引き取ってくれます。
新しいスチールラックを購入する費用はかかりますが、引取は無料です。ただし、どちらも古いものを自分で店舗に持ち込むことが条件になるため、事前に分解しておくと運搬がラクになるでしょう。
また、同等品を引き取るというのも条件になっているため、新しく購入するスチールラックと古いものの大きさが著しく違う場合は、引取りが難しいかもしれません。前もって店舗に確認をしておきましょう。
まだスチールラックの状態が良いなら、売却を検討するのも良い方法です。売却しやすいスチールラックの条件に加えて、注目すべき特色もお知らせします。
状態が良いスチールラックとは、以下のような状態をいいます。
キッチンなどでも重い家電製品を載せて使われるスチールラック。この条件は安全に使うためにも欠かせません。また、上記の条件の他にも注目するべき特色が耐荷重と高度防さび加工です。
耐荷重とは
スチールラックの重さに耐える力が耐荷重です。棚板1枚あたりに100kgの重さのものを載せても問題がない場合、耐荷重は100kgとなります。スチールラックにどれくらいの重さのものを載せられるのかを知る目安になるわけです。
例えば業務用として使われているスチールラックは、耐荷重が大きく、家庭用の数倍になることもあります。このため、業務用のスチールラックは買い取りしてもらえる可能性が高くなるわけです。
家庭用のスチールラックもキッチン用などは、家電を置くために耐荷重が高い傾向があります。処分の前には、耐荷重に注目して売却するかどうかを決めると良いでしょう。
防さび加工をしてあることによって、キッチンや医療現場などスチールラックの使い道は大きく広がります。このため、買取をしてもらいやすくなるのです。
防さびのために従来はステンレスが使われていましたが、現在は金属の1種「すず」をメッキした上にクリアコーティングを施したものが販売されています。すずには抗菌性もあるため、キッチンなどでは一層安心して使うことができるでしょう。
不用品を買い取ってもらうとき、もっとも手軽に使えるのがリサイクルショップです。スチールラックのような大きなものを売却するなら、出張査定・買取を行っているところを選んでください。
出張査定・買取を利用すれば、すぐに買取してもらえるかどうかがわかる上、査定金額に納得できれば、その場で現金を支払ってもらうこともできます。
処分のための費用、分解や運搬する手間もかからないため、うまく行けばとてもお得で簡単な処分方法です。
しかし、もし売却が成立しなかった場合、スチールラックはそのまま残ってしまいます。別の処分方法を考えることが必要です。
スチールラックは、オークションサイトやフリマアプリなどを利用しても売却できます。この場合は次のようなメリットがあります。
しかし、メルカリでは売却金額の10%が手数料としてかかりますし、送料なども自分の負担です。
また、品物が壊れないようにキチンとした梱包をして発送する必要があるため、売却に関する作業を楽しめるような方でなければ難しい方法かもしれません。
スチールラック以外にも、たくさんの不用品を処分したい方には不用品回収業者への依頼をお勧めします。
不用品回収業者では1回の回収に10,000円程度という料金設定をしていることが多いため、スチールラックだけの処分ではかえって不経済です。処分したい不用品がたくさんある方に最適な方法ですが、他にもメリットがあります。
不用品回収業者は運搬などの作業に関してもプロですから、安心してすべてを任せられます。そのためには信頼できる業者選びが大切です。
必要な許可「一般廃棄物収集運搬業許可」もしくは「古物商許可」をキチンと得ていること、もしものときのために損害補償保険にも加入していることなどが業者選びの基準になるでしょう。
信頼できる業者を探すためには、インターネットなどで情報収集をすることも必要です。
スチールラックの処分方法を6つ解説してきました。このとき、自分だけではなくスチールラックの状況も考えると、無理のない方法が選べるでしょう。
せっかく耐荷重の高いスチールラックを持っているなら、費用を払ってまで粗大ゴミに出すのはもったいないし、さびてしまったものを売却しようとするのも無理があります。
無理のない方法で処分をすれば、後悔することもありません。ぜひ、本記事を処分の参考にしてください。