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大型家電の捨て方は?自力で処分するならどの方法が簡単?不用品回収のプロが解説

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この記事でわかること
  • 大型家電の処分方法
  • 大型家電のリサイクル料について

『引っ越しをするから、古い冷蔵庫を処分したい』
『洗濯機を捨てたいけど、どんな方法で処分したら良いの?』

冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を処分したいとき、どのような方法があるのか気になっている方も多いでしょう。

ご存じの方も多いでしょうが、一般的に大型家電と呼ばれるものは自治体の粗大ゴミとして回収できません。

本記事で大型家電の正しい処分方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

大型家電とは

大型家電とは?

大型家電は、もともと単なる大型の家電製品を意味する言葉でした。現在でも、単に大きな家電という意味で使われることもありますが、主に家電リサイクル法で処分方法が定められている4つの家電製品を意味することが多くなっています。

家電リサイクル法はこれら4種類の家電が処分されるときに、リサイクルできる部分を有効活用して、少しでも廃棄物を減らすために定められました。この法律では大型家電の処分方法を厳しく定めていますが、それには以下のような理由があります。

  • 不法投棄を防ぐ
  • 不適切な処理による環境汚染を防ぐ
  • 不適切な管理による事故を防ぐ

不法投棄が迷惑な行為であることは間違いありませんが、不法投棄の後、放置された家電が火災などを起こすかもしれません。

また、環境対策を行わずに大型家電を破壊すると、フロンガスや鉛などの有害物質が漏れ出し、環境汚染の原因になります。

大型家電を処分したい方はリサイクル料金を支払い、正しい方法で処分をしなくてはいけないのです。製品別のリサイクル料金については「リサイクル料金について」のパートで後述します。

こんな時に大型家電が粗大ゴミになる

大型家電を処分するきっかけは、破損や故障、それと引っ越しですね。

家電を破損してしまった

仕方ないことですが、修理で直らない場合は処分せざるを得ないですよね。破損したまま使うことができる家電もあるかもしれませんが、将来のことを考えるのであれば、なるべく早くに買い替えたいですよね。

家電が故障してしまった

経年劣化で異常が発生することもありますが、昨日までは使えていたのに、突然電源が付かなくなったり、正しく動作しないなんてこも家電の場合は起こってしまいます。こういった不運は何の前触れもなくやってきてしまうものです。

引っ越し先で使わなくなった

引っ越しのタイミングで新居で使わない、置く場所がないといった理由から処分をすることもありますよね。

大型家電は、基本的に生活に欠かせないものですが、スペアを用意しておけるような代物ではありません。メーカー保証もあるので数年使い続けるつもりだったけど、様々な理由から処分をする必要が出てしまうこともあります。 そんな時に、どういった処分方法があるんだっけ?リサイクル料金ってどうするんだっけ?といった疑問や、なるべく費用をかけずに処分したいという考えるのは当然のことです。 続けて、処分方法を整理してご紹介します!

大型家電の処分方法

処分される大型家電

それでは大型家電は実際には、どのようにして処分すれば良いのでしょうか。まず、簡単な方法から解説していきます。

販売店に引き取ってもらう

新しく大型家電を購入するなら、販売店に引き取ってもらうのがもっとも簡単です。この方法のメリットは以下の通りです。

  • 大型家電の回収と設置が同時に終わる

私たちには大型家電を処分するときに、リサイクル料を支払い、正しい方法で処分する義務がありますが、販売する業者やメーカーにも義務があります。

販売店は消費者から引取を依頼された家電を製造メーカーに引き渡す義務、メーカーはそれを受け取ってリサイクルするという義務です。

ですから新規購入のときには古い家電の処分を忘れずに依頼してください。引取を頼みやすい新規購入のときが、大型家電を処分するのに最適なのです。

しかし、販売店により引取の条件は違いますので、前もって確認しましょう。

  • ヤマダ電機:基本的に新規購入する際のみ、引取を行っている
  • ケーズデンキ:引取だけでも引き受けてくれる

リサイクル料金について

家電リサイクル法では、リサイクル料も定めています。引取りを依頼する場合は、販売店などにリサイクル料と運搬料を支払う義務があるわけです。家電を新規購入せず、処分だけをお願いする場合はさらに出張料金などがかかります。

経済産業省が示すリサイクル料の一例

大型家電名種類大きさリサイクル料
テレビブラウン管15型以下1,320円~
16型以上2,420円~
液晶・プラズマ15型以下1,870円~
16型以上2,970円~
冷蔵庫・冷凍庫170L以下3,740円~
171L以上4,730円~
洗濯機・乾燥機2,530円~
990円~

金額に以上とついているのは、この金額があくまでも目安だからです。このように家電の種類や大きさでリサイクル料が違うだけでなく、家電のメーカーによっても金額は違います。

販売店に引取りをお願いする場合はリサイクル料だけでなく、収集運搬料もかかりますが、これも販売店によって異なるため、注意が必要です。

リサイクルショップに売却する

大型家電がそれほど古くなっていない場合は、リサイクルショップなどに売却を検討しても良いでしょう。このとき、リサイクルショップは出張買取を行っているところを選ぶと、自分で大型家電を運搬する手間がかかりません。

  • 処分費用がかからない
  • 収入が得られる
  • 冷蔵庫や洗濯機は搬出してもらえる
  • 素人には難しいエアコンの取り外し作業もやってもらえる

このようにメリットの多い方法ですが、買取をしてもらえる大型家電には共通の条件があります。

  • 製造後5年以内
  • 清潔感のある外観をしている
  • 正常に動作すること

家電をキレイに掃除をすると、買取をしてもらいやすいです。また、少しでも新しい製品の方が買取をしてもらいやすいことを考えると、売却を検討しているなら、1日でも早く決断する方が良いでしょう。長い間放置してあった場合は、正常に動作するかも確認してください。

大型家電を売却することで、他の誰かに再び使ってもらえれば、売却も立派なリサイクルになります。

フリマアプリなどで売却する

大型家電を売却するには、フリマアプリやオークションサイトを利用するという方法もあります。この方法には次のようなメリットがあります。

  • 値段を自分で決められる
  • 一人で売却することができるため、自分のペースで処分ができる

しかし、フリマアプリなどを使うと手数料がかかる場合がありますし、送料なども自分の負担です。「PayPayフリマ」では全国送料一律で大型家電が配送できるようになりましたが、大型冷蔵庫を送るためには18,500円の送料がかかります。

これらの費用のことまで考えないと、売却の手間はかかったけれど利益はほとんど出なかった、ということになりかねません。

知り合いに譲る

もし、身近に大型家電を欲しがっている方がいるなら、譲るのも良い方法です。無料で譲る代わりに自宅まで取りに来てもらいましょう。

  • 大型家電を梱包する手間や送料の心配がない
  • リサイクル料や運搬料を支払わなくても済む

このように、この方法にもメリットがありますが、都合よく身近に大型家電を欲しがっている方がいない場合もあります。そのようなときは、「ジモティー」などで自宅の近所で大型家電を欲しがっている方を探せば、取りに来てもらうことも可能です。

自分で指定引取場所に運ぶ

正しい手順を踏めば、大型家電は自分で処分できます。指定引取場所に運んで引き取ってもらいますが、この方法のメリットは以下の通りです。

  • 新しい大型家電を購入しなくても、処分ができる
  • 運搬料を節約できる

この方法にはメリットだけでなく、デメリットもあります。自分で大型家電を運搬しなくてはなりませんし、大型家電を積み込める車の手配もする必要があるでしょう。

指定引取場所に運ぶまでの手順

  1. 郵便局でリサイクル料を振り込む
  2. リサイクル券を家電に貼って、指定引取場所に持ち込む
  3. 家電を引き渡して処分終了

1.郵便局でリサイクル料を振り込む

郵便局に備え付けてある家電リサイクル券用紙でリサイクル料を振り込みます。先程も解説しましたが、リサイクル料はその家電によって金額が違います。

支払いするときに困らないよう、前もって家電のメーカー名、テレビの画面サイズや冷蔵庫・冷凍庫なら内容量をメモしておくと良いでしょう。振り込みを済ませたら、次のものを受け取ってください。

  • 家電リサイクル券
  • 振替払込請求書兼受領証
  • 振替払込受付証明証

2.リサイクル券を家電に貼って、指定引取場所に持ち込む

自宅で処分したい大型家電に家電リサイクル券を貼り、指定引取場所に家電を運搬します。

リサイクル券を貼る前には以下のことをしてください。

  • 郵便局で受け取った「振替払込受付証明書」を家電リサイクル券の「指定取引場所控」という部分に貼る
  • 排出者控」の部分をミシン目から切り取って保管
    排出者とは大型家電を処分する人の意味・つまり大型家電を正しく処分したことの証拠となる

これで残るのは、さきほど振替払込受付証明書を貼った指定引取場所控だけになるはずです。これを家電に貼って、準備が完了します。

リサイクル券は型名ラベルを避けて貼ってください。貼る箇所については、「一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター」のホームページで確認できます。

3.家電を引き渡して処分終了

指定引取場所まで家電を運搬。担当者に従い、家電を引き渡して処分は終了です。指定取引場所では大型トラックなどの出入りもあります。安全のためにも、担当者の指示に従うことが大切です。

指定引取場所は先程の「家電リサイクル券センター」のホームページから探すことができますので、自宅近くの引取場所を探してみましょう。

不用品回収業者に依頼する

引っ越しなどで期限が決まっていて、処分を急いでいる場合は不用品回収業者に依頼するのも良い方法です。申し込みをしてから対応が早いため、急いでいる方には最適ではないでしょうか。また、次のような方にもお勧めできます。

  • 重い大型家電を自分では運搬できない
  • 処分したい大型家電が複数ある、または処分したいものが大量にある
  • 平日の昼間には時間が取れない
  • できれば買取もしてもらいたい

不用品回収業者は運搬のプロですから、安心して作業を任せることができます。1度に複数のものを持っていってもらうことも可能ですし、回収を自分の都合に合わせてもらうことも可能です。

また、最近は多くの業者が不用品回収だけでなく、買取も行っています。大型家電の状態が良ければ、買取をしてもらい処分料金と相殺できるかもしれません。1回の回収に10,000円程度という料金設定をしている業者が多いため、料金が高いという印象がある方も多いでしょう。しかし、実は便利でお得な方法なのです。

まとめ【大型家電は法律を守って、正しく処分しよう】

大型家電は正しく処分

大型家電の処分方法を6つ解説しました。大型家電を処分するためには、リサイクル料や運搬料を負担する必要があります。ただ捨てるだけでお金がかかることに、納得できないと感じる方もいるかもしれません。

しかし、リサイクル料金を支払うことが、私たちの生活している環境を守ることにつながります。すでに社会では、ゴミを捨てることに料金が発生することが当然になっているのです。

よほど広い家に住んでいるなら別ですが、1つの家の中に大型家電が重複していては、かなりの場所をとってしまいます。

リサイクル料や処分方法がよくわからないために、引っ越しや買い替えなど、処分する機会を逃してはいけません。大型家電はその都度処分するべきです。ぜひ、本記事をそのための参考にしてください。

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